お誕生日にサイン会

 鼻血、出るかと思いましたッ!!

 行って来ましたよ、
麻耶雄嵩さんのサイン会!!

きゃーきゃー。もぅ、大興奮しちゃいました。久方ぶりにニヤニヤしまくり。きっと怪しさ満開。うはー。かなり熱いレビューになると思うのですが、裏ではなく、あえて表で。

 
ええっとですね、烏丸三条の大垣書店で本日四時より麻耶さんのサイン会があったのですが、「新刊をお買いあげの方、先着百名様に整理券配布」ということだったので、昼すぎに行きました。「もうなかったらどうしよう!!」とか思ってたのですが、その心配は杞憂でした。でも、すでに私が整理券貰った時には、65番目…。ええっと、まだ一時にもなってないのに?! すごい人気の程が伺えます。
 
で、私は時間を潰しにマクドで読書をしていました(河合塾生に紛れてな)。伊坂さんを読み切ったのですが、感想は明日に回します。

 
三時前くらいに、とりあえず本屋に戻ってみたのですが、まだ1時間前だというのに、「並びたいんですけど」と店員さんに言っていた女性がおられました。まだ1時間前ですよ? すげー熱の入れようだ〜と思いました。…それを見ている私も、つまりは1時間前に店に来ているわけなんですがね…(同類?)

 
で、だんだんと、テーブルの用意がされていったりなんかしたりして…。そうして私もその女性に負けず劣らず、「もう来るかな〜」とかミーハー根性で入り口付近をきょろきょろ。……そこで、入ってきた男性と、目が合いました。

……長髪メガネ横掛けのカバン……

……清涼院流水じゃん!! 

一瞬「他人のそら似?」と思ったのですが、真正面から見て、作者近影そのままだったので、確信しました。
 青っぽい色のチェックのシャツに、スニーカー。っていうか、
その長髪とメガネでもう完璧に清涼院流水氏。そうだった…京大つながりでしたね、麻耶さんと。そして、作家のサイン会って、懇意にしてる作家さんが見に来たりするのよね……俄然、興味がわきました。もっと他の作家も来るかも〜!!とわくわくわくわく。妙な緊張感ですよ、あなた!!

 
いよいよ列に並ぶ…という段になり、私は急いで前の方へ。清涼院さんの二つほど後ろに並びました。うおー、御大が前に!!いーちゃんの呼び方を真似してみる)思わず、失礼ながら、大変失礼ながら、写メールしてしまいました。後ろ姿を。隠し撮りです。ごめんなさい。しかし、まぁ入り口の真ん前に清涼院さん並んだもんだから、入ってくる人、入ってくる人、あいさつしてくんですね。京大のお友達なのかな?って感じなんですが…その中に、作家さんがいないものかと、すごくすごく目をこらしてじろじろ見てしまいました。いーちゃんとか、顔明かしてないし、もし流水さんに挨拶してても、こっちは分からないですもんね…。

 
ところで、私の後ろに並んでいた男性、よっくよっく見る人なんですが、一体何モノなんでしょう?本屋とか、街中とかでよく出くわすんですよね。メガネの細身の男性。向こうは多分私のことなんぞ覚えてないでしょうが、こっちは気になって仕方ない。近くに住んでる人なのかな? 同じ趣味ならばお近づきになりたいものです。すっげークソ真面目で硬派で冷たい感じの人です。ひょっとして作家サンとか、そういう関係の人かな〜?とか、微かな希望を抱きつつ。

 
で、麻耶さんのサインなんですが……ちょっと緊張してしまって、何も言えませんでした。ぐはぁ、もっと何か喋ればよかった!!「面白かったです」とか「頑張って下さい」とか。おまけに、誰もまだ写真頼んでなかったから、私も出しにくくて、結局写メールも撮れないまま…(泣)

 
麻耶さんは、写真で見るよりも素敵な人でした。実物の方が男前です。でも、写真とそんなに変わらない(いい意味でな)。もっと小さい人かと思ってましたが、そうでもなかったですね。標準的。緑っぽいシャツが似合ってました。真面目そーなお顔で、ペンを走らせている姿が印象的でした。

 
そうそう、私の二つ後ろに並んでいた女性達は強者で、

「「アデュー」って書いて下さい」

とか注文してました。うらやましーっ!! でも、それ、木更津じゃないし。メルカトルだし。今回のサイン会のテーマじゃないし。でも、真剣見せて欲しかったです。その女の子達、並んでいる最中も楽しそうでした。

「月の光は愛のメッセージとか言ったり…」

という単語を聞き逃しませんでしたよ、私。麻耶さんの作品……よく読んでおられますね。お仲間ですね。でもメルファンですね?

 
ここは「かつくら?」とでも聞いておくべきでしたか? でも一人きりだったので勇気が出なかったんです。ごめんなさい。多きな声で店内で「かつくら?」とか言ったら、きっと何人かは「やっぱり本が好き」と叫んでくれそうな人がいましたが。何せ、勇気がないので。

 
ええっと…サインなんですが…よーく考えたら、私人にサイン貰ったの、これが初めてかも。落款が可愛いですね。一応宝物にします。どうやら京都ローカルのラジオ番組で、このサイン会の模様のインタビューが流れるらしいので、またそれも聞いてみたいと思います。

 
さて、それで遠くから写メとかしてたんですが、特に変わったこともないし、清涼院さんもじっとお友達らしき人と話してるし、そろそろ帰ろうかな〜とか思いつつ店内をフラフラしておりましたら………

なんと、また、見た顔が!!

綾辻行人じゃん!!

 うわぁぁぁぁぁぁぁーっ!!/// これは叫びそうになりました。…ってか、多分ちょっと叫んでたと思う。そのくらい、びっくりの人です。

うわぁ、うわぁ、うわぁぅぁはぁぁぁ(←興奮しすぎ)。

赤いシャツに、赤いスニーカー、キャップにサングラス……綾辻さんだぁぁぁぁ。
かわいーっ!!って声に出てなかったらいいんですが…。ちょっと、本格ミステリ作家、「綾辻以後」とか言われるような、そんな指針的なミステリ作家がですよ、こんな目と鼻の先にーっ。免疫のない私は、それだけでむせ返るかと思いました。

 さすがにまだサイン会の途中なんで、写メールとかしたら失礼かと思って、じっと見つめるだけにしました。もしも騒ぎになったりしたら麻耶さんにも、店の人にも失礼ですからね。でも、それだけで十分なうはうは状態でした。でもふらふら〜といなくなられたので、私は「ああ、やっぱり売れっこは忙しいのかも…」なんて思いながら、今度こそ帰ろうかな〜と思っていたのですが、綾辻さんがいたら、まだ誰かいるかも〜って感じで、うろうろしてしまいました。

 
でも、強者はいる。まだ帰ってかなった綾辻さんを見つけた女性達が、写真を一緒に撮ってもらってました。うは〜いいなー。正直、その勇気が羨ましい。でも、「私も」とか言ったら、ほんと、失礼ですよね? 今日は、麻耶さんのサイン会なんですから。もしも綾辻さんのサイン会があれば、その時に……と、ぐっと我慢しました。

 
すると、そろそろもうサイン会も終わり〜という感じになってきました。私は麻耶さんがよく見える所にいきたくて、場所を移動したのですが、偶然横に清涼院さんがいました。ドキドキです。何げに平気なそぶりをしながら、きっと顔のにやけは最高潮です。

「うわ〜隣りにいるよ、今、まさに、手をつなげるよな距離だよ!!」

ってな興奮具合です。でも麻耶さんの方も見ないといけないし……。そしたら、すっと私の前に人が。

……綾辻さんっ!!

綾辻行人さんじゃないかっ!!ぎゃぁぁぁぁぁ。

この状態はなに?!

前に綾辻、横に清涼院、遠く眼前に麻耶!

失神ものっ!?……ああああ…もう、おかしくなりそうな感じでした。ひそかに。麻耶さんに温かい拍手を送っている最中、私は

「バンザイ、麻耶雄嵩、京都人でよかった!!」

とか心の中で呟いていました。

 
、多分ね、どんなアイドルやタレントが目の前にいても、ここまで興奮しないと思うのですよ。ニヤニヤはしても、きっと「かっこいいねぇ」とか「素敵やね」の一言で終わるはず。でも、作家は別! マジ鼻血出るかと思うくらい「むはーっ!」てなってました。これは、超貴重な経験です。

 
まだどなたか作家の方がいらっしゃったかもしれませんが、私には分かりませんでした。くそ〜見たことある顔もいたんだけど……。でも、また何か、今後サイン会とかあったら行ってみたいと思ってます。



 
あ、麻耶さん、お誕生日おめでとうございます。
そしてありがとうございました。(おそっ!)