「ミッドナイト・イーグル」

昨日母と見てきました。泣くかもなぁ…と思ってたら、予想以上にキタ。王道とか定番はやっぱり素直に真っ直線にくるから手に負えない。瞼が腫れて、今日は仕事に差し支えが…(泣)

ストーリーとしては、非常にありがち?志しから遠ざかってしまった一人の戦場写真家(妻は死別、息子は義妹に引き取られている)が、ある一枚の写真を撮ったことによって、事件に巻き込まれ、戦場さながらの雪山で奔走する…果ては、日本を救うかいなかの決断を…

だいたいそんなストーリーだろうと最初から分かっていたんですけどね。
重要ポイントは
・親子
・男同士の友情
・なんのために今の自分があるか
という所。これが上手く描けていたので、見応えがありました。骨太です。あと雪山は色々見たり読んだりしてるんで、それだけで怖い。←過剰反応。

配役もなかなか良かったと思いますが、原作を知る母はちょっと違うと言ってました。まぁ確かに、大沢さんも、玉木宏も、吉田栄作もかっこよすぎるよな。そんなヤツが雪山にいるかって。でも個々に見ると、大変似合っていたと思いました。特に大沢さん。ぼさぼさ不精髭がカメラマンにいそうなカンジでした。ラストの父親っぷりもよかったな。日本がどうなろうと知ったこっちゃないけど、息子一人くらいは守れる父親でいたい…。男らしく、切なかった。

玉木さんもね…ラスト泣かせてくれた。「逃げませんでしたよね」…あたりから。これぞ定番なオチなんですけど、大好物です。

吉田栄作も、昔はさわやかなだけのキライなタイプでしたがしわが増えてきて良い役者さんになってきたなぁという感じ。どうして自衛官になったのか…そして仲間に対しての熱い思いに、涙させられました。

でも、どうせなら…世に出なかった写真を見せて終わってほしかったです。最後のいい笑顔の写真…生まれてくる娘さんに渡してあげたかったな…なんて思うわけです。