今日の電王

 モモと良太郎に泣かされた!!

 もう、今回は、“神”回と言っても過言じゃない。嗚咽を上げて泣いた。モモが本当にいいヤツで、たまらなくなった。きゅぅんときたよ。それから良太郎にもやられた。あの子は、運も悪いし、凄く弱々しいし、困ったり痛そうだったりが普通だけど……でも、泣いてるシーンってほとんど無かったからね……。みんなが消えた所も泣いてたけど、今回は明らかにですからね。こっちまで感化されてしまったのです。



 では細かく見ていきましょう。まずアバンから。ガチバトル。「願いだ?そんなもん絶対聞かないからな」というモモに、うっときた。とにかく良太郎を優先してきたモモが唯一譲れないこと。それが言葉になっている感じがして、じんわりした気持ちになりました。「消えるも別れるも一緒」と言い放つモモの優しさったら……。切ない言葉に、どれだけ良太郎のことを思っているかが表れているのに。良太郎はこんなとき鈍いから。

 リュウも凄く成長したな…と思いました。おぐらさんが素晴らしいのですよ。言葉のない動作が、リュウタの悲しさを凄く出していた。激昂するモモを押さえるウラとキン。その傍らで、「あ、ぼくのこともいらないんだ……」という雰囲気が凄く出ていました。感動した。「消えるの別に怖くないし」というのは、良太郎には言ってはいけない言葉だとあの子も気付いたらいい。



 OP。リュウタver.は「いいじゃん、いいじゃん、すごいじゃん」でしたね。まぁアレ以上のバリエーションはないか。でも思いの外可愛かったので、良し!! しかしPVの映像流すのはナシやわぁ……予約しましたともさ! コンプリートBOX……CD持ってるのに…(泣)いや、もうおとなしく釣られるよ。写真集だって買うよ。



 モモのことを宥めるキンウラが可愛かった。あの2人はモモが暴走する時身の程をわきまえているので大人です。それにしても、駅の待合室が気になる。風景が変わるのね…契約でも結んで実体化しての外出デートかと心配していたのですが、風景が変わってるだけで、あれは待合室ということでよかですか? 



 悩む良太郎達と対照的に、今回はおちついているゼロ組。落ち着いて……デネブはとにかく、どこらへんを目指しているのか、いちどきちんと突き詰めるべきだと思う。ゆーとはデネブ専用のツンデレなので、デネブがおばかなことをしていたらツンツンしていいんだけども、それにしても、あの切なさを抱えてのその行為はちょっと…と哀しくなったりもする。仕方ないか、電王の中ではシリアス担当とギャグ担当が毎回変わるから。だけど、股間に何かを隠すのはやめとけ?(笑) まさかパンフが出てくるとは思ってもなかった。駅にはショッピングモールがあるのか…そうか。駅長グッズが売ってるのか…そうか。ゆーとの「ばーか」は可愛いなぁ。萌えた。



 カイさんは今回も見事に気持ち悪かった。悩んでる顔してるよ!! 白ライオンさんも何考えてるかさっぱりです。とにかく、妙に桜井侑斗に執心していて、それは恋かと勘違いする程です。イイネ!! 桜井×カイ。……いや、ここはひとつ、良太郎→桜井さん←カイという片思い図式でお願いしたい(誰に対してのお願いだ)。でも、あんなダブル帽子するような変人…金田一チックな桜井さんはねーさんくらいしか手に負えないに決まってる。



 話を妄想から戻しまして。一人で出でいったリュウタ。膝を抱えて、あの絵を眺める姿が愛おしい。哀しい。そして、予告のシーンですよ。

「良太郎、ぼくのこと いらなくなったのかな」

あの子の中で、誰かに必要とされることが存在する意義なのだとしたら、その自分の吐き出した言葉にこそ囚われてしまうような気がして……。こんなにも痛々しい呟きはないよね。しかし、それに対応するゆーとの格好いいことといったら!! まず背中合わせな絵にくらっときました。正面じゃなくて背中合わせ。これが良い。

「逆だろ。逆だから、あいつもどうしていいかわからないんだ」

いつのまに、そんなに紫の子を慰めるような位置に?! やっぱり愛理さんに忘れられてしまう存在と、認識してもらえない存在ということで親近感がわいたんでしょうか…。おまけに、良太郎のことを徹底的に肯定する発言。格好いい!! 惚れる!!



 そして愛理さんとコハナちゃん。このシーンにも泣きかけた。嫌いなはずのモモ達が消えることにどうしてか悶々とするコハナちゃんに、愛理さんが「コハナちゃんはその人達が大好きなんだと思うな」と言った所。そう認めてしまえば楽だけど、きっとハナさんは悔しいからいやなんだろうなぁ。でも愛理さんに、あんな風に「つらいわね…」と同調してもらえたら、自然に泣けてくるじゃないですか!!



 さてさて、それからお待ちかねの公園デートのキンウラ。キンちゃんは良太郎と離れると、かなり男前な発言を繰り返すので身が持ちません。

「命はとっくに良太郎に預けとる」

「なけるねェ」

茶化すようですけど、決意はそれで事足りるんですよね。良太郎のしたいことを第一に考える。もうそう決めてんですよね。多分、あの消えた時から。アレで消えてもおかしくなかった。それなのにもう一度良太郎のおかげで生きることができた。そりゃ命を預けますよ。もうないものなのだから、尽くしますよ。最期まで。それを確認しあうのがキンちゃんとウラでよかった。「きんちゃんみたいな浪花節は似合わないから」とかウラもぬかしてますけど、十分男気あふれる決断だと思います。ウラ好き。あと、バトルシーンで、キンちゃんがウラを庇ったシーンにちょっとニヤリとした。リュウタも銃撃ちまくってたので格好良かったです。あの武器は半ば反則だと思う。



 さて、ここから泣き所。モモと良太郎。ガチバトル。まさかプラットさん対モモタロスが見られるとは思ってもなかったのですが(中の人って…どうなってんの?!)、転がっても、倒されても立ち上がるプラットたんにうるっときました。モモに太刀キズのひとつも負わせられないようじゃ、意味がない。一人で戦うといっても無理だ。良太郎だって分かってる。だけども……!! その葛藤に泣けてきたのですが、装備を外してからのたけるんのの演技にやられました……///

「いやだ。…やだ」

モモタロス達が消えるかもしれないのに、戦わせることはできない。消えるかもしれないんだよ? でも、僕は迷えない。迷いなんかない」

正直ですね、ぐだぐだ「どうしよう」と悩むもんだと思ってたので、この発言はびっくりしました。ああ、良太郎は私が思ってるよりもずっと男前だった…と気付きました。

「時間を守ろうと思ってる。……今も。なんでかな。モモタロス達が消えるのはこんなにいやなのに」

その2つの願いの、どうしようもない隔たり。良太郎が選べなくて泣いたのに、もらい泣きしました。良太郎は、みんなのことが好きで、好きで、好きで……だけど、未来を犠牲にしてまでの好きじゃなくて良かったと思いました。天秤に掛けて簡単に割り切れてしまうよなヒーローなら、幻滅ですもんね。でも、ヒーロー番組でなければアリな展開ではあったと思います。

しかし、ここからのモモのカッコイイことといったら!!!!

「迷う必要なんてねぇよ」

「ちょっとでも守りたいと思うなら……今だ」

今。ただ、みんなで一緒にいられる今。



号泣(;ロ;)



ここだけ、声の質が違う!! オラオラな感じなのに、なんか優しい。モモは本音を言うのは恥ずかしいタイプだと思うのに、こういう所では決して外さない。言葉を無駄にしない。そして、おちゃらけて場を濁すのもお手の物。なのに、今回ばかりはそこにも愛があった。良太郎は運が悪いから、戦いなんかじゃなくて、その前にまんじゅうを喉に詰まらせて死ぬようなことがあるかもしれないとふざけた口調で言うのに、

「そしたら俺達も道連れだ」

ここ!! やばい!! きた!!



死ぬ時は一緒。



これってプロポーズじゃないの?!とか、いつものような腐った見方は致しません。

多分ね…多分…不運な事故でも、戦いでも…良太郎は最期の時に四人と契約すると思うのね。そうして一緒に消えてほしくないから。でも、モモ達は「願いなんか叶えてやらねぇ」という姿勢。一緒に消えることが、本望だと言うんですよ!! 腐った見方しなくても、十分に胸が熱くなる。いつも一緒にいたい。最期まで一緒にいたい。最期の時も一緒に迎えたい。コレ、同じように見えて、意味が重くなっていきますよね。ああ、凄い関係だぁ…。思い出しても、まだ泣ける。凄い。

「だから、戦わせろよ、良太郎」





「はじまる前からクライマックスだぜ!!」

こっからの戦いは、本当に見ていて気持ちが良かった。ロッドがアクスに「よろしく」したのもまた嬉しいことでしたし(アクスのシーンが極端に少ないのは哀しかったですが)。

「戦いってのはノリのいい方が勝つんだよ!!」

あー、モモらしい発言です。



とにかく、一件落着してよかった。じつは、やきもきさせられただけで、今回何も解決してないけどね!!(笑)

りょうちゃんの記憶がカギ。空白の1日。さあ、変な展開になりませんように。

「最初から最後までクリスマスだぜ」

あー…はいはい。クリスマス話ですか……。時事ネタも押さえてくるのか…そうか。