ハケンの品格みたいです。

 腱鞘炎なるわ!! …という冒頭から始めさせていただきます。大抵の人が嫌がりそうな、こつこつ、永遠に終わらない…という系統の仕事が好きな私ですが、さすがに2058部×3の印刷の後、それをホチキスで留めてゆく…という作業には、途中で嫌気が差しました。大量なのはいいんです。ホチキスも別にいいんです。ただ、あんだけの量をがっしょんがっしょんやっていったら、手首が痛いのです!! なんか紙を揃える作業に徹していたはずの左手の指も変なのです!! だいたい15分で100部できるのですが、単純に5時間かかるというわけで……(実際昨日昼からまるまる3時間、今日朝2時間かけました) あなどれないぞ、あの作業。っていうか、普通一人でやるものなのかい?

 さて、一冊本を読めたのですが、上下巻なんで感想はまた読み終わってから。でも、上巻ラストあたりからもう切なくて、痛くて泣けてきました。少年達の声にならない叫びに、電車の中で涙しそうになりましたよ。あ、貫井さんです。貫井徳郎さん。『空白の叫び』を読んでます。はやく下巻も読み進めてぇな。

 最近おばーちゃんの痴呆がさらに進んだ気がします。トイレも失敗じゃなくて失禁になってきてる気がします。あの臭いの中でゴハンを食べるのは、ほんとに苦痛なんですけども。昨日は、父が片付けている時にのっそのっそと食卓の方に出てきて「ごはんあらへん…」と言い出したようです。「おばあちゃん、さっきわしと一緒に夕飯食べたがな」と父が言うと「そうやったかいなぁ」……そういうのが多発するようになったら、ゴハンを食べた後のおちゃわんをわざと片付けずに置いておくのも手らしいです。でもうちのおばあちゃんは、きっとソレを見て「いやらしい。わてのだけ置いときよる」とか言って怒りモードに突入し、自分で片付けることが目に見えてます。汚い手で、洗剤もつけずにしゃぶしゃぶっと洗うだけで片付けるので、もう見てられません。潔癖性ではありませんが、最近は母も私もおばあちゃんが触ったものに直接触れるのが嫌で嫌で仕方有りません。

 そして、父もむかつくのですよ。今日母は餃子を調理していたのですが、おばあちゃんには揚げ餃子の甘酢あんかけ、私達用には普通の焼き餃子…とわざわざ2種類作ったのです。父は甘酢が嫌いらしく、食卓に上ると嫌そうにするので、わざわざ。なのに帰って来た瞬間、「また酸っぱいニオイがする」と不愉快な面持ちになったとのこと。さらに夕食のメニューを見た途端「これだけか?」とか言ったらしい!! うわぁ、何その態度。他にも、にくじゃがとか、チンゲンサイの炒め物とか、昨日の残り物もありましたし、十分ですよ!! おまけにアンタの母親のために、母は甘酢を作っていたのですよ。それなのにその言いぐさはないでしょう、と。何様のつもりやねん、と。文句があるなら自分で作れよ。だいたい食べられるクセに好き嫌いを言う男はすかん!! 家庭の食卓において、好みじゃないから食べないというのが不思議でならん。作ってくれた人に感謝の気持ちを持って、家族だから「マズイ」という感想はアリだけど、それでも「美味しい」「これ好き」という意思表示をはっきりと!! 父の好きな食べ物が、私も母も思いつかない毎日です。でも父中心のメニューにはしないけどね。ああ、母と二人暮らしがしたいという理由はここにもあるわけです。私達だけなら、食事はすごく簡単だ。私は「豆」とか「具だくさんの汁物」とかあったら大喜びだしな。