殊能将之『キマイラの新しい城』
なんだか、禁じ手な気がします。まぁ前からこのシリーズはたまに「おいおい、ソレって設定としてどうなんだ?」な所がありましたけど。うん、好ましいのはそれが「設定」なだけで、「トリック」なわけではないという所。今回は中世ヨーロッパの騎士?の亡霊?が取り憑いた社長さんのお話が「自分の死の原因を究明してほしい」と石動さんに頼む話でした。文章中でも書かれていますが、「そんなんなんだってアリじゃないか。他に見てる人がいないんだから」と思うのですが、まぁフェアに解決されてました。石動さんが凄いのではなく、今回は明らかに水城さんのお手柄だと思うのですが……。
- 作者: 殊能将之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/08/06
- メディア: 新書
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