出会いの数ほど言葉の数

 「八時頃からずっと妄想でしたもん」

 私のセリフではありません。月曜の飲み会の感想を聞かれたSさんのセリフです。まったくもって同じことを……(22日の日記参照)。た、確かに、Sさんも相槌打ちながら、遠い所を見てました。ぼんやりされてたんで(ああ、違う世界を見てはるんやな…)と感じていたのですが、裏付けが取れました。何を考えていたかまでは聞きませんでしたけど、まぁもりもりあたりのことでしょう。「月9の福山が眼鏡白衣でぐっじょぶなんです」…という話を振った後も「学園ヘブンってあるんしってる? 眼鏡やったら、あの中の中嶋くんがいいわ…………まぁ森川さんが声充ててはるってだけやけどな」と返してこられたので。あ、二次元で返された!!と思った次第。類友がいると心強いです。もっとも私は最近2,5次元に夢中ですが。

 それから、昨日はまたグループのリーダーであるAさんに諭されました。懇々と。「ここにいない方がいい」と。凄いなぁ。これ言われるの三度目くらいです。しかも今回は「別にヒロタさんのコトが嫌いなわけじゃなくてな」というセリフつきで。ここに「仕事ができないからというわけでもなくて」というのが混じってきたらいいんですけど。いや、よいのか悪いのか微妙ですけど。まだ若いのだから…こんな所にいなくてもいくらでもある…ここでおかしくなる前に…2年もいたらアウトやで…等々。優しい人です。真剣に考えるべきですね。提言を無駄にしないように気をつけます。「さらなる仕事を押しつけられる前に去れ。後のことは気にするな」うむ、これもある意味理想の上司像でしょう。

 そういえば楽団の友人シルバもちょっと前同じようなことを言って、心配してくれました。仕事及び家の現状を言うと、しばらく沈黙の後「ヒロさんさぁ、………きっと近いうちに良いことあるよ。こんなにしんどい思いしてるんやから凄い大きな何かが」とまで言ってくれてちょっと嬉しかった。「塞翁が馬」が私の信条というかコンセプトというか…なのですが、やっぱり自分で言うのと人に言われるのとは違いますね。

 あ、ちなみにどうでもいいことですが、私には「人から言われて心に残った印象的なセリフ」のベスト5みたいなものがありまして。上のセリフは堂々とそこにランクインされました。その他は「俺が神になってやる」とか「他の友達は絶対ここがいやとかあそこがちょっと…と思うけど、ヒロだけはいやな所がひとつもない」とか「出会えて良かったですよ!」とか「ほっておいてあげなあかん人なんやな…と思ってた」とか。どれが1位とかないですけども。この四つはもう不動だなぁ。ひとつ目とよっつ目は補足。「俺が神になってやる」は最初の仕事…営業をやっていた頃の上司から言われた台詞。ある規定数に達するギリギリまで契約が取れていた私と同僚2人に対して「この数取ってきたら、なんとかしてやる」と言ってくれたのです。いやいや、それでも「神になってやる」とは普通言えませんよね。今でもどきっとします。布袋寅康ばりのいかつい所長…お元気なんでしょうか。それから「ほっておいてあげなあかん人」は、高校時代からの友人Sちゃんのコメント。「ヒロさんは、遊びに誘ったら来るし、別にいやな顔もしないし、…いや、その時は普通に楽しんでるんやろうけど、でもどっかでしんどいんちゃうやろか…て思っててん。やから、たまに一人にしておいてあげた方がいいんやろうなって…」。はい、正解。ここまでヒロタのこと見抜かれると、さすがに心酔します。たまに一人の空間と時間が必要です。みんなと一緒にいて楽しいんですけど、自分の時間もそれと一緒くらい大事にしているわけで。まぁ、「言われて嬉しかった」というよりも「評価してくれて嬉しかった」とか「理解してくれて嬉しかった」という感じのセリフですね。ここに、樹のセリフが入っていないのが不思議だと思う方がいらっしゃるかと思うのですが、びっくりするくらい嬉しかったのは手紙で言われたことだからな…。



 明日は休みです。もえぎとデートしてきます。雨が降らなければいいんですけども…。