ワンピース 冬に咲く、奇跡の桜

 泣き過ぎて、瞼がすでに重いです…。どんな展開なのかわかっているし、台詞だってほぼ覚えてるし、原作も何回も読んでるのに、それでも泣けるっていうのはすごい。良質の漫画なんだと思う瞬間です。尾田っちすげぇ。
 心配だったのは、原作ではまだ登場していなかった二人が、どんな風に絡むか…ということ。でも、驚くほどスムーズでした。特にロビンちゃんは、ビビの立ち位置にしっかり収まっていましたし。フランキーに関しては、ゾロのお目付役というか…(笑)でもしっかり見せ場もあったんで、私は満足だな。サニーの中で迷うというエピソードもちゃんと入っていたのでうれしかったです(絶対ゾロならあの広い船内をしばらく覚えられないと思っていた)。それから、みのさん。もう、俳優とかそういうの使わないで欲しいと前々から思っていたのですが、案外うまくてびっくりしました。そこだけまた浮くんだろうなー…と半ばあきらめていたのに、上手い! 違和感なく聞こえたので、今回はよし。それに、その能力とか戦いもどうやって挟むのかと思っていたら、まるでありもののように流れていった。脚本の人、すばらしい技です。しかも、火とか絡めてフランキー絡めて…。ちゃんと見せ場も作る、ゲストもたたせる、でもメインはチョッパー!
 
 「まだ麦わら一味になっていない頃のチョッパーを思い出してやるのが大変でした」とか大谷さんが言ってましたが、まだ固い感じのチョッパーが懐かしかった!! かわいかった!! そして、ただただヒルルクとのシーンは涙。おかしなくらいに涙がこぼれます。名場面の数々ですよね。「いい人生だった!!」のあのシーンは、本当に秀逸。ドクターくれはもいいよね!! 最後の最後があの台詞で、終わってからさらに涙があふれるんですよ。ドリカムの歌は、まんまくれはソングですよね。歌詞が。旅立ちを讃えるような歌。ところで、二人が声優としても出てるってホントですか?

 で、難点をいうなら「うるせぇって誘い文句があるかよ」という台詞がなかったこと。あれもけっこう重要なんだけどなぁ。あと、ムッシュールが豪華すぎて、ワポルがなんか弱かったこと……。まぁ仕方ない。仕方ない。映画だからね。

 そいで、来年予告!! これが! これが!! 思わずきゃーいうたよ。かっこいい!! 尾田っちが初脚本。映画オリジナルストーリー。むっちゃかっこよかった…。何あのスーツ集団。好き。「来年まで死ねないね」と二人で言い合いました。

 それから、予告の映像でさ……樹さん、キバに笑いすぎです。いや、私もキバットには笑うけど。高いわさんはかっこいいなぁ。でも、4月からのやつも流れるかと思って期待してたんだけどなぁ。