椹野道流「亡羊の嘆」
龍村先生が好きです(唐突)。旦那にしたいキャラベスト5に入る(他四人挙げにくいけど、同じく椹野さん作品のゴータも入る。あと彩雲国の悠舜さんも入る)。でも、このシリーズしか知らないヒトは損をしている気がしてならないのです。かといって、おいそれと万人には勧められない…。いや、逆に奇談シリーズが好きなヒトこそ、鬼籍通覧シリーズを読むべきなのか?
龍村さんは優しくて包容力があってパワフルでバリバリ仕事できちゃう友人思いの良い漢です。で、登場シリーズ両方知ってるとより人間臭さを感じられて安心します…。鬼籍通覧だけ読むと「このヒトはなぜ独り者なんだろう…休みの日て何してんだろう」て思うし、奇談だけ読むと「こんなに二人に関係しまくりでちゃんと日常生活送れてんのかなぁ」と心配するんですが、両方知ってるとニヤリとできる箇所がいくつか。
しかし主役は伊月くんでしたね。成長してきているなぁ…良い先輩と上司に巡り合えた彼は幸せものですね。ほんとに、どうして筧くんとつきあってないのか不思議なんですけど(いや、落ち着こう私。これは講談社ノベルスだ…)、まぁ若者なりの見解とかで役立ったりもしているし、温かな目で見られます。
今回の事件はちょっと「ありそう」で怖かったです。良くも悪くも今っぽい。ほんとにあったことなんじゃないかと疑う程です。ネット社会て怖いなー…
どうでもいいけど、確かに高田さんとジャンルはかぶっている気がしますが「薬剤師で歴史系ミステリ」「法医学で歴史系BL」……違う気もする…。うん、でも好きな作家さん同士が仲良しなのはなんか嬉しい。
- 作者: 椹野道流
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/06/06
- メディア: 単行本
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あ…そか、忘れてたけど、このシリーズ文庫化されてるんだよね。講談社文庫じゃない所がミソ。ホワイトハート。
うーん、でもホワイトハートにしたらBLって感じがしやしませんか? 山田ユギの感じは近くて私は好きだけども。