そんなところで自信をつけてどうする
「実は、まだ実家にBLあんねん。この子が見つけたらどうしよう。父親のエロ本よりショックやと思わへん?」
昨日、私をニヤリとさせ、安心させた言葉でした。
高校の時、初めてできた友人がCでした。まぁ名簿が前後だったんですけどね。
そして、初めての執筆仲間でした。
思い出せば、私は小学校中学校と自分の趣味をひた隠しにして生きてました。まぁそれは自意識過剰な部分もあったせいなんですが、中途半端な興味を持たれて「凄い」って言われるのが嫌だっただけなんですね。今思うと恥ずかしいね。みんながみんな興味を持つわけじゃないのに。当初は潔癖だったんですな。「すごーい、書いたやつ見せて!」て異常に苦痛だった。でも、まあ「そんなん誰も気にせぇへんで」て言ってくれた人がいて、じゃあ高校ではまぁ胸張って言っていこう、オープンに生きて自信を持ってこう!って決めたのです。
で、初っぱなにそれを語った人が、C。
そしたら、「私も」ってことになって、凄い嬉しかったのを覚えています。ただ、もっともっと濃い話が帰ってきて、正直びびった。
私が書いてるのはまぁ…広いくくりでファンタジー。超能力持ってる人が悪の組織と立ち向かうー…的なものが多くて、あとは普通に学園もの、男女の恋愛もの…。そこにいきなり、BLと芸能ジャンル(?)の知識を植え付けてきた。カルチャーショックです。
基本的に、ミラージュで平気になった…というのは間違いないのですが、平気になる下地を作ったのはCだと思われます。
毎日手紙をやりとりし、自分の妄想をひけらかしました。
ちょっと気持ち悪いくらいの量でした。
毎日ルーズリーフ1枚とか2枚とかみっちり手紙書くって、ちょっと気持ち悪い。
お互いの作品も読みました。私は正直、この人には勝てないって思ってました。センスの違い。大人。まさか同い年の人の書く小説(しかもBL)で泣かされると思わなくて、悔しくて歯ぎしりしました。
そんな人と疎遠になっていたのが不思議だと言われたのですが、まぁべったりだったのが3年の頃は少し離れてましたからねー…あんまりもう執筆もしてない様子だったし。そのまま私は他府県に行っていたので、このまま会うこともないかなー…と思っていたのですが、まぁ運良く再会することが叶いました。
変わってなくてほっとしました。
やっぱり赤ちゃんがいて、幸せそうにしている姿を見たら、「ああー…私このままで大丈夫かなー…」て凄いテンション下がりそうになったんだけども、こそっと上のセリフが。
あははははは。
しかも、帰った後でもらったメールには、旦那公認で買ってたりもするって。
私、ちょっと頑張って生きていけそうです。
また遊びに行きたいです。
お家には黒猫がいて、たいそう可愛らしかった。
構い倒したかった…。噛まれたけど。