「私の中のあなた」

ドナーベイビーとして生まれた女の子が、親を訴える…
というショッキングな冒頭が取り沙汰されてますが、これは普通の可愛い姉妹とその家族の話です。「病気」「死」というものが本来のテーマではないということが分かります。

泣くんですけどね…見事に翌日瞼腫れてるんですけどね…

描いているのは「家族の在り方」…かな?
頑張り続ける母親と、それを見守る父親、生き方が分からないままの弟、そして純粋に姉が好きな妹。

本当に大切なのは裁判の部分ではなく、彼らがどういう目でひずみかけた家族を見ていたか、ということ。

アナが姉が嫌いなのかと聞かれた時にそんなことはないと言った所が一番印象的でした「姉さんだもの」って。


ちなみに「大どんでん返しに泣きます」みたいなことも言われてますけど、見る前から普通は気付くようなことなんで、それはそんなに重要じゃなかったりします。…分かった上で見てても泣けるし。


とりあえず良い映画であることに違いはありません。