キラっ
なぜ年輩のおっちゃんはカタカナを使いたがるのか、と。
私の好みの問題なのかもしれませんが、今日はカタカナに身震いしました。
作製途上の春のプランのチラシ……。
本来なら働かないオッサンのKさんの仕事なのですが、あまりに進まないから支配人が自ら進めていました。
ああ、結局また支配人がKさんの仕事を……と思って横目で見ていたのですが、「書いてある文章を女性の目線でちょっと直してくれ」と言われました。
私も宿題提出のために2時間残業している所だったんですけど……?
まぁそのプランをマーケティング課題に使おうとしているのですから、ちょっとばかりは協力せねはなりません。
で、見てみると……
「水面のキラメキ」て言葉がまず目につきました。
キラメキ!!
か た か な ! !
「おおぅぅ」て真剣に身震いした。
昭和のかほり!!
わざとならいいんです。そういう効果なら。でもこれ違うよね、真剣に使ってるよね?
そりゃ「チョーヘルシー」が通るわけだわ…。→この日の日記参照2009-08-20 - 玩具の奇妙な日常〜ヒロタユタカの独り言〜
「これ、ひらがなの方が…」
て言うと。
「そうか? 最初は「キラめき」やったんやけど……」
て言われました。
もっとヤバイね。
キラめき!!
そういう商品ならいいんです。わざと使えるようなものなら。でも、これ、宿泊施設の、昼食の、会席料理の、チラシ。観光地で、それなりに高い商品。
やば。
他にも、春の風景を描く文章だったのですが、色々危険でした。いっそイチから自分で書きたいと思った。
「水面のキラメキ、木々のいぶき、いろどりを添えるサクラとツツジ。木々は新緑に変わっていきます。●●●(施設の名前)で春を味わってみませんか?」
みたいな文章でした。
気持ち悪いだろ? 日本語としてもちょっとどうかと思う。
「いろどりは漢字がいいです」
て言うと、支配人はそそくさと「色どり」て書いてきました。
「彩色の彩で!!送りがなは「り」だけです!」
「サクラとツツジも漢字とひらがなにしましょう。固いカンジがするから…漢字とひらがなでやわらかく」
とか直していって…
「水面のきらめき、若葉の芽ぐみ、彩りをそえる桜とつつじ。木々はやがて鮮やかな緑へと変化していきます。●●●でそんな春を味わってみませんか?」
最初の文句をを最大限生かしたカタチで。ほんとはもっと綺麗に書きたいけど…作り手の意向を残さねばね。
男の人って、字面とか口にした時の音の響きとか気にしないものなのかね。
実は、もうロゴとかも「やめてーっ!!」なカンジのださいワードアート使っておられて、もういやでいやで仕方ないのですが、これ以上口だししたら、私の仕事になっちゃうので(Kさん→支配人→私?!)、我慢しました。
これは私の仕事ではない。私はできないコ。こんなのできないコ………(いいきかせ)