担任の先生

 中学三年の時の担任の先生が、事故で亡くなられたことを知りました。ホワイトから「新聞に載ってるよ」と教えられて、仕事中…今日は喫茶担当でちょうど新聞の近くにいたので慌てて広げてみました。

 自転車で横断中に突っ込んできたトラックにはねられて即死…という感じのことが書かれていました。

 別に好きな先生ではなかったし、いや、むしろ生理的に受け付けない先生で、びっくりするくらい苦手な人で、まぁこれからの人生の中で再会するようなことはないだろうという人ではありましたが、死んだと聞かされると、ちょっと不思議な感じがします。ぽかーんて。

 たとえば、私にその情報をくれる人がいなかったら、たとえば同級生たちが誰もその情報を見ていなかったら、私は特に彼のことなど思い出さず、亡くなられたことなども知らないまま過ごしていたでしょう。

 たぶん、人生そういう「見えない部分」というのが付き物で、そこにいちいち困惑していたら大変なことになると思うのですがね。一期一会だなぁとふんわり考えたのでした。

 ご冥福をお祈りします。


 顧問がピアノ伴奏にとられて吹奏楽の指揮を振れないので、代わりに振って下さった卒業式だかなんだかで、本気で一度も見ずに演奏してごめんなさい(超今頃)。

 二者面談でものの五分も掛からずに進路を伝えて面談を終わらせてごめんなさい(でもちゃんと希望通り進みましたから)。

 授業中、かなり上の空で妄想していてごめんなさい(でも頭良かったから、私)。

 体育祭で担任を女装させて走らせるという奇妙なレースで、スカート状の飾りをはかせるのが真剣にイヤで、生足を触らざるを得なくなった時、珍しく狼狽していてごめんなさい(ていうか、どんな体育祭だ)。

 修学旅行で女子が先生を囲んでぎゃーぎゃーと楽しく猥談?しているのに混ざらず一人寝ていてごめんなさい(パタパタと先生に駆け寄る女子に寝ていた足を踏まれましたよ?)
 
 文化祭の演劇で、クラスメイトを使ってミステリ仕立てで脚本を書いたけれど、最終的に先生をめちゃめちゃ悪人に仕上げてごめんなさい(子供を誘拐して監禁するみたいな感じだったなぁ…)

 あれ、なんだ、結構思い出あるじゃん(申し訳なさすぎて、いたたまれないがな…)。