できない二人の広報事情

今日も今日とて、後輩は、ずっとずっと叱られっぱなしでした。
「毎日何かひとつは」とかいう生優しいもんじゃない。
「何かをするたびに必ず」だ。
「ことごとく」だ。
よくあんなに怒られて平気だなぁ…と感心します。鈍感力か……。
鈍感力強い方がうちの職場生き抜けるもんな……。

例の、かいわいのオススメスポットを紹介する記事も、一応は出来た様子なのですが、色々ツッコミ所が豊富のようで。私はあんなに色々聞かれてたのに直接まだ拝見してないんですがねー。
「で、これはいつまでって言われたんやな?」
「八月末頃までにとしか言われてません」
「それをKさんにちゃんと確認しとかなあかんやろ。
 で、Nさん自身は、いつ仕上げる気なんやな」
「……できるだけ早めに」
「ちゃんと目標立てて仕事せな、もう支配人も月末出張出たりしはるし、決裁下りひんで!」
「………」
みたいなのとかー。
「これは、ルビふっときや」
「………? るび……」
「ふりがなやん!!」
「カッコ後ろにつけて書いておいたらいいんですね…?」
「そうじゃなくて!!」
みたいなのとかー。
「この写真の説明は…?」
「その文章に書いてます」
「そうじゃなくて、何処何処の写真とか、普通写真に一言添えてあるやろ? あと、文章中に出て来るのに、またうちからの行き方で同じ言葉が出て来てる。いらん」
とか−、
A5のものにどんだけツッコミ入れないといけないか……。


一方で、おっさんも同じくとんでもない記事を作っていて…同じ広報誌に載せる、こちらは施設の紹介のページ。
「Kさん、冬の食材でとらふぐとか書いてますけど、会席には使ってません!!」
食品偽装する気かー!!
「……自分のとこの料理「とってもおいしい」とか書くか…普通……」
忘れもしない、以前「チョット素適な京会席」と書いていたことを……
うん、またカタカナも出てきていたよ!
もう……以前の「キラメキ」とか「チョーヘルシー」には及ばないですが、笑えてダメだ。カタカナ、やめよう。
おまけに、日本語もやはり怪しいのです。
「「紅葉に生える……」って、何が生えてくんねん。もう紅葉は生えとるわ!」
映えるやろ?!
フォントも途中で変わってるみたいなのが一杯あるみたいで、指摘したら「それはデザイナーが直してくれる」みたいな堂々と言い張りやがりました。


私のチラシの文句の付け所のなさをどうかもう少し見習って欲しい。