宇和島ツッコミの旅1

宇和島に行きました!! …と、その前に、前日夜更かしをして京極夏彦『百器徒然袋 風』を読了しました。感想文は長くなりそうなので、25日の日記に書くとします。

 
朝、五時起きでした。しっかり目覚まし鳴る前に置きました。そして寝不足で気持ち悪くなりそうになりながらも用意し、家を出ました。初めてO市の方で始発のバスに乗りましたよ…。そして早い時間のJRに乗りましたよ…。でも、人結構いるもんですね!! JRは通勤のオジサン達がたくさんいて、座れませんでした。

 
京都駅からはのぞみに乗り込みました。よっく考えたら、一人で新幹線なんて初めてでした。どうでもいいことではありますね。やっぱりこちらもサラリーマンの群でした。暑いのに、ご苦労様です。

 
でも岡山までは1時間。眠るに眠れず、起きたままでいました。その間に、蘇部健一『ふつうの学校−ブラジャー盗難事件−』を読了(こちらも感想文は25日にまとめて)。そうして岡山で特急うずしおに乗り換え。丸亀駅でのあと合流…という計画です。

 
しかし、岡山から丸亀という、そのわずかな間に愉快な人間を見付けてしまいました。私の横に座っていた男性……。だらしないモヒカン(中途半端)、だらんとしたシャツ、短パン、履きつぶしたようなサンダル…。もうそれだけで「何よ、君…?!」という感じではあります。彼は四国全体の地図とにらめっこしていたので、きっと四国周遊するつもりなんだろう、というのは分かったのですが……その座席の網ポケットに、不可思議なモノが……。ジャポニカ学習帳(自由帳)なぜ、そのモヒカンヤロウがジャポニカ…?! ツッコミたくて仕方ありませんでした。ジャポニカかよ!」(三村風に)。どうやらお金もそんなにないらしく、特急券は買わずに乗り込んでいて、これからどうしたらいののか…みたいなことを車掌さんやら隣りのサラリーマンやらに聞いていました。しかし、私はそんなことよりも、そのジャポニカ自由帳の中身が気になって気になって……。

 
では話を戻しまして…きちんとのあと再会できました。久々です。一年ぶりくらいです。のあは相変わらずでした。しばし、会わなかった間の話題で盛り上がりました。執筆のこととか、HPのこととか……。できれば、怪奇譚の見直しをしたくない…とのあにまで愚痴ってしまいました。

 
一年前はこんな風で…という話をしていたので、その流れでのあに営業トークをすることになったのですが、まだ、覚えているものですねぇ!!びっくりました。そりゃ9ヶ月間毎日毎日口ずさむように口癖のように言っていたのでね…忘れているわけはないか…。

 
宇和島に着いてゴハンを食べてから、レンタカーを借りました。私の名前で借りたものですから、一応表向きは私しか運転しない…という風になってしまい、私の運転でスタートしました…。こわっ!! 知らない土地だし、軽自動車しか運転したことないし、しかも半年以上乗ってない私は、ペーパードライバーも良いところ。すごくびくびくしながらの運転になってしまいました。まぁものの五分くらいのことだったんですけどね…。それでも神経をすり減らしましたよ。

 
行ったのは、天赦園。伊達の大名庭園ってヤツですね。庭が綺麗でした。でも暑くて…。鯉やら鴨やら、心なしか元気がない感じでした。ついでに、春とか秋とかは華も咲いて綺麗なんでしょうが、夏のこの暑い盛りには竹くらいしか生き生きしてませんでした。残念…。

 
続いて伊達博物館。ひそかに伊達ファンののあと私にはニヤリな博物館でした。古文書を読む授業を取っていた私達は、今でも読めるものかと頑張って展示されている文書を食い入るように見つめてみたのですが、さすがに忘れているものですね…。私は漢字はほとんど分かりませんでした。平安文学をちょっぴりかじったので、変体仮名ならなんとか…って感じです。

 
そして、一番やっつけなければならない場所、城!! 宇和島城です。かなり強敵でした……。城っちゅーものは、どれもこれも大変なものだと重うのですが、この暑さではさすがに気が遠く……。多分、良い気候の時はそんなに大した坂と階段ではないと思うのですが、このおかしな暑さの中での坂、階段はさすがに堪えました。汗だく。だくだく。どろどろ。メイク意味なし。しかし天守閣には何もナシ。クーラーもなし。暑すぎ。風も入って来ない。暑すぎ…。向学心旺盛な少年が元気いっぱいに歴史オタクっぷりを披露していた中、私達は意識朦朧とさせながら干上がった金魚のような様子で座り込んでました(金魚は座りませんが)。当然のことながら、城を降りた瞬間に自販機に向かいました。アクエリアス一気飲み大会決行(笑)そらもうごくごくいきました。ふい〜それでようやくひからびから脱却。

 
きさいやロードという名前がついてる商店街をふらふら練り歩き…。牛鬼祭りがやっているので、牛鬼がどこかにいるかと思ったのですが、タイミングがあわずに断念。

 
休憩してから和霊神社に向かいました。おみくじも引きました。吉。よしよし。なかなか嬉しいことが書いてあったので信じておこうと思います。

 
しかし城がかなりキツかったせいか、動く気がなくなり、宿に向かいました。…が、レンタカーに付いているナビのバカなことといったら…。トンネルを出た所で曲がらないといけなかったのに、「この先、トンネルです」と言ったきりだんまりをきめこみやがった…。宇和島市から遠ざかってしまいました。「説明しろよ!!ナビしろよ!」と機械相手にツッコミ。どんどん山に入っていくよ…ということでUターン。自力で行った方が早かったです。

 
宿ではお腹が減ったので早めにゴハン。だけど、ゴハンよりも何よりも、眠くて眠くて仕方がなかった!! 一応酔い止めも飲んでいたのものですから、食べるより寝たい!!みたいな感じでした。何が出ていたかほとんど覚えていません。

 
で、部屋に戻ったら、もう布団がひいてありました!!(笑)六時半…はやっ!!「いやいや早いしっ!」と部屋に入るなりつっこんでしまいました。「もう寝ろってか?!確かに眠いが、早すぎるだろうよ!」と……。でも結局眠くて私は少々うとうとしてしまってました。のあにはモミジさんとボクシリーズ3「ヒミツの話は教会で」を読んでいてもらいました。どんでん返しが良かった…という感想を頂きました。

 
それからコンビニにお菓子購入に行き、その足で花火の打ち上げを見ていました。宿から少し坂を下りた所が丁度見所のポイントみたいだったので、私達も地元の人たちにならってそこでしばらく待っていました。花火はね、綺麗でした。マトモに打ち上げ花火を見たのは久しぶりかもしれません。最近の花火って凝ってますね〜。にゃんこの顔になる花火と、ぐるぐるうずまきになる花火がびっくりしました。どんな風にしてそんな花火になってんのか知りたいです。しかし……のこり五分くらいで宿に戻ってみると……部屋から花火、見えるぢゃん!! っていうか、ベストポジションだし……。何のために暑い中、人混みの中で見ていたのか分かりません。「見えるし!!」とまた帰るなりツッコミです(笑)

 
さて、眠すぎたので、その後の記憶はほとんどありません。夜通しで喋るような若さはなかった…ということです。

 
あ、それと忘れてはいけませんね。

 
高耶さん、お誕生日おめでとうございます。