BL感想・アンソロ感想

 「大海賊同盟5」買いました。……イマイチかな?可もなく不可もなく〜って感じです。好きな人があまりいなかったからでしょうね。下仲ぱるさんのサナゾが読みたいな〜と思ってしまいました。あと、明石ちづこさんのは普通に好きです。副×シャンはそれだけでオッケイ。でもシャンクスが我が儘で高慢じゃなきゃダメなんです。でもカリスマで。しかし最近のアンソロジーは綺麗系で言葉が超絶巧いって感じの作品が少ないのね。単なるシリアスじゃ物足りないっすよ〜。

 ではでは、BLの感想文。
竹内照菜『プリーズ・ミスターポリスマン』(竹書房文庫)
 読んでしまいました。2巻を見付けてからにしようかと思ったのですが、有り体に言えば我慢ができず(読む本がなかったから、とも言う)。ええっと、ありがちだと思うのですが、「王道」なんで好きです。ヤクザ×警察モノ。まあ警察に限らなくてもいいか。ヤクザもの。相手は一般人で。でも大抵私が読むヤクザものって、攻が鬼畜なんですよね。『最凶の男』にしろ、『極道のススメ』にしろ、ええっと『お金がない!』にしろ(最後のはヤクザではありませんね…そしてつらつらと三つも言えた自分に感心します)。他にもたくさんたくさん、多分みんな鬼畜。だけど、このプリポリ?(その略し方はまだ慣れません)は攻が優しい。ええ、ヤクザのくせに甘い。甘甘。そんで受に対して謙虚。そういう意味で新鮮でした。ダメな攻と精神的にしっかり者の受というのが、わりと好きなコンビです。

 「嫌わないで」とことある事に言う。「許してほしい」と。可哀想になるくらい健気で、切ない感じです。でもだからこそ、続きがどうなるか怖い。あまりにも彼のことしか見えてないから、そこが発端でケンカするような事になりそうで…。今はまだ自分を押さえている六条ですが、そのうち嫉妬心にかられていろんなものを壊しそうだな、と。やっぱり予想していたことではありますが、続きを買いに走りそうな勢いです。でもマイナーだしないんだよなぁ。2巻ーっ!!(ちなみに今日は本屋を3件ハシゴしました)

プリーズ・ミスター・ポリスマン! (竹書房文庫)

プリーズ・ミスター・ポリスマン! (竹書房文庫)