「北の零年」

 今日は母とえいやっと午前中から映画に行ってきました。吉永小百合さんの「北の零年」。明治維新で淡路を追われた稲田家の人々が北の地で自らの国を作ろうと奮闘し、時代の波に飲まれていく…という感じの話。いや〜、前評判をあんまり知らなかったのですが、予想以上に良かったなぁ、と。吉永小百合はいくつになっても綺麗だ!! キャストも豪華です。無駄に豪華というわけではなく、ちゃんと名脇役が周りを固めている、という感じ。涙を誘ったシーンも度々。号泣…とまではいきませんが、ちょこちょこ泣き所があってぽろぽろ、ぽろぽろと涙が零れます。特に、トヨエツ演じるアイヌのアシリカがいいんだ、これが。トヨエツ、好きじゃなかったけど、不覚にもやられてしまいそうでした。想像力をかきたたせる演技でした。かっこよすぎです。香川照之さんも、ああいう役似合うなぁ、と思いました。卑怯な小男っぷりが上手です。あんまり良い役ではないんですけどね。石原さとみちゃんも可愛かったし。うん、長いだけあって満足感のある映画だったと思います。史実とまではいかないのでしょうけど、そういう生き方をした人は確かにいたんだろうなぁ、と胸打たれたのは確かです。来週は「ネバーランド」に行きます。その前に私は一人でこっそり「SAW」を見ないと、だね。