はやみねかおる『笛吹き男とサクセス塾の謎』(青い鳥文庫)

 今日はだらだら。3冊本を読んで、一応は満足感のある1日だったのではないでしょうか。竹内照菜ミスポリ8『その、瞬間。』(竹書房文庫)と、つまらないBLと、はやみねかおる『笛吹き男とサクセス塾の謎』(青い鳥文庫)を読みました。もうちょっと長いのが読みたいところですが、ひとまず応急処置的に読書欲は満たされたかな? ミスポリ8の感想は裏でしております。ではでは、久々に感想文。

はやみねかおる『笛吹き男とサクセス塾の謎』(青い鳥文庫
 なんとなく、色んな話をまとめた…という感じがしてしまいました。最初の頃の純粋な不思議な赤い夢でしたけど、ちょっと謎解きの感じが甘かったかな?みたいな。うん、でも夢水清志郎シリーズはこのくらいがいいのかもしれない。きちんと、子供達に伝えるべきメッセージがあって、赤い夢があって、悲しい現実をそれだけで終わらせない…という踏襲されたテーマが心地よく感じました。
 亜衣ちゃん達が中学三年、受験前ということで、なんだかシリーズが終わってしまうような錯覚を抱いていますが(でも、もうあと少しで終わりなんでしょうね…?「卒業」で終わりって感じしますよね?)、私はまだまだ教授の裏の事情を知らないなぁ、と思っています。それが明かされるのは恐いことだろうけれど、あえてファンだから、見届けたいなぁと思ったりも。青い鳥文庫ではあるまじきことかもしれませんが、何か重大な事件と、胸が痛くなるような事実を読みたいと思います。

 それにしても、夢水さん……あなた、どこまで食い意地が張ってるんですか…。.