類・蜃・稲

 昨日の続きです。KTさんのご友人Mさんは素敵な方でした。「京極好き・妖怪好き」ということで、KTさんが絶対私と合う!と思って引き合わせてくれたのですが、いやはや、想像以上に意気投合で盛り上がりました。
ヒロタ「映画は見た?」
Mさん「まだなんやけど……」
ヒロタ「良かったんやけどさー、エノさんがおとなしくて!!
    えーっちがうーって思ったんやけど、よく考えてみたらさぁ…
    原作って、そもそもエノさん最初はおとなしいよな!!」
Mさん「そうそう! あの人はどんどんおかしくなってくる。
    『おなかぺこぺこのぺこちゃんだ!』とか言い出すし…」
ヒロタ「『まねきにゃんこ!』とか…そうや、青木はなかなか良かったよ。
    堀部さん」
Mさん「ああ…こけし…」
ヒロタ「何が一番ベストやったかって…そりゃ石榴なんやけど」
Mさん「猫がっ?!」
 隣りでKTさんは終始首を捻っておられました。ごめんなさい…二人で盛り上がってしまって……(^_^;) さらに、『魍魎の匣』はどうやって映像化するんだろう…という話に発展し、二人で「みっしり」「みっしり」「ほう」「ほう」と連呼する有様。京極夏彦読者にしか分からない会話を繰り広げました。
 川原泉も大好きなようで、ますます似ている!! ここまで趣味が一致すると嬉しいですね。『笑う大天使』の話をして「泣いたよね〜」「ルドルフがーっ」とか「もっとぼーっとした人が和音さんやってほしい」とか「銀のロマンティック…わははでも泣いた」とか「桃が…」とか、ほとん読んでない人には何ひとつ分からないことを言っていました。
 そして彼女はミラージュの読者でもありました。言ってみるもんですね。
Mさん「他は? 他に何か好きな本ある?」
ヒロタ「そうやなー…あとは少女小説とかちょっとハマってたかな…」
Mさん「少女小説?」
ヒロタ「ミラージュとか」(さらりと)
Mさん「……(しばし悶絶)……じっ…地雷を……地雷を踏まれた!!」
 Mさんの反応が愉快でした。恥ずかしがらずに言ってみると、案外転がっているもんですね…ミラージュファン。いや、前後五歳くらいの年齢で本好きで知らない人がいたらモグリかと思うくらいですよ、コレ(いいずき)。しかし、大学受験の時にハマって、一気読みして、それで某国立大学に受かるというのですから、凄いです。頭良しさんです。ヒロタなんぞ、足許にも及びません。そのハマり具合の奇妙なテンションで受験にも挑んだらしいので……まぁ逆に良かったのかもしれませんけどね。
 とりあえずB'zやイエモンも大好きなようなので、「是非、歌詞を見返して見て。ミラージュに当てはめて」と勧めておきました。「ラブファントム」「もう一度キスしたかった」「創生児」「花吹雪」なんかをね…とくとくと語らせて頂きました。まだまだ千秋ソングとか言うんだったなー…と後悔しております。(あ、でも、そういえばこの日記のアドレスを教えたのだった! Mさーん、読んで下さっていたら見返して下さい。千秋ソングは「RUN」ですよ〜? ラストのあたりのちーは「Survive」で!!)
 さらに、昨日は帰ってかもらも似たようなテンションで……。また一人知り合いの知り合いに同じ空気を持つ人がいることが判明しまして。似たような話題をふっかけてしまいました。樹も一緒だったもので、ちょっと…申し訳ないことをしたな…と思ったりも。“知ってる=好き”とは限らないですもんね。隠れファンを表に引きずり出すのもよろしくはないでしょうし(笑) 気をつけようっと。でも、ほんと、いるもんですよ。ええ、ミラージュファンは日本を動かせると思った以前の私の感想は間違いではなかったような気がします。
 ちびゆーほちゃんの知り合い…モト同僚(つまり私が前に勤めていた会社の人間だ!)ともお知り合いになれて、今日はなかなか「ヒトミシリィ」にしては頑張った1日だったと思います。しかし彼はなかなか味のある人でした。英語ぺらぺら…というあたりで、「友達になりてぇっ!!」と思ったのは嘘ではありません。あのキャラとかこのキャラとかのセリフを、きちんと英翻訳できる人がいたらどんなに楽だろう…と思うことがあるので(←利用する気満々じゃないですか…)。でもそういう事をナシにしても「ヘタレメガネ」な感じだったので、愉快でした(←観察する気満々じゃないですか…)。
 長くなりますが、さらに今日の話題も。眠いながらようやく製本。しかし一頁だけコピー忘れがあり、完成にこぎつけられず! ぐはぁ、痛手!! のあに今週送ろうと思っていたのに……。とんだ失敗です。でも、ちらちらと読むだけですでに誤字をいくつか発見しているので…ああ樹のツッコミが怖い。