辞めていいですか?

 会社に、ほとほと嫌気が差してきました。「いかんいかん、一年ぽっちでこんな風に思っちゃ…二の舞は踏まないようにするんだろ」と自分を誤魔化してみるのですが、今日はそんな自己暗示も効かない程、凄く凄く気落ちすることがありました。自分のミスやら、目の回るテンパり具合で「もう駄目だ」と思うことは多々あるのですが、さすがに中学生じみた内容の注意を受けると「やってられるか!!」と……。部長から、こんなことを言われました。「お客さんにもうちょっと早くお茶出して」とか、「先輩のUさんばかりお茶出しに動いているようだから、もっと率先してやって」とか、「現場の人にもきちんとあいさつして」とか……。時代錯誤な注意…?! いや、これ中学の部活?! って感じでした。やってるのになぁ。それをまだまだ甘いと見られていたら別でしょうけど、絶対、部長は私達のことを見ていません。あいさつなんて、普通にしてます。お茶汲みだって、自分の切羽詰まった時間を切り裂いて急いでやってます。確かに細々動いてくれるUさんには常々悪いと思ってます。もっと私も動かないと!! と思うのですが…。でも、それを部長に指摘される筋合いはない。Uさんが「あの子ら全然やってくれへんのですよ〜」なんて部長に告げ口をして、その上で受けた注意…とかいうなら重く受け止めるのですが、Uさんはむしろ「そんなことは誰がやってもいいこと。私が動けるから動いている。私が動けない時は二人がやってくれている。二人が動いてないとかそんなことは全く思ったことがない」と部長に言ってくれていたらしいのです。つまり、部長の勝手な判断。いらんお世話。不必要なお節介。そんなことで注意を受けた私とTちゃんは、かなり怒り心頭。私なんかは自分のことで怒るのが上手くないので、ただ、ただ打ちひしがれてる感じです。悔しいなぁ。理解されてねー……。「そんな風に思うんなら、私の代わりに私の抱えてる仕事をやってみろ、その上で茶汲みも事務的なことも全部こなしてみろ」と言いたくなります。どれ程いっぱいいっぱいの状況で時間と戦いながら電話注文受けてFAXの注文上げてると思ってんだ。それとも、これは若者特有の考えの甘さなんでしょうか? もっと、もっともっともっと、もっと、頑張ってこそ文句を言う権利があるってな感じなんでしょうか? 「意見が通らない」「理解されない」「仕事をしていないヤツがいる」「仕事内容の割に給料が報われない」……十分過ぎる程、辞める要素が揃っている気もします……。いつか、ぶちキレそうよ、私。
 楽団でも仲良しのYちゃんが仕事帰りに結構唐突にうちに寄ってくれました。「あのねー、今もう家の前にいるんですよ。……ストーカーですよ、私」とか言いながら。せっかくなのでしばらく喋ってました。Yちゃんの行動派で、きちんと前を向いて考え、なおかつ企んでる姿勢には実は憧れを抱いております。年下ですけど。今日は上記のような感じでヘコんでいたので、余計に見習わなければ、と思った次第。がんばろう…うん。ところで、「あのオジサンなら、Fフルで取れるよね…」とニヤリと笑みを零す、モト営業マン二人ってどうなんでしょう? さすがに私は営業かけた家でご飯まではごちそうにはならなかったですけど(笑) さすがです、Yちゃん。