過ぎゆく日々は儚い銀色

 ボーナス、貰いました。雀の涙ほど。でも貰えるだけでもありがたい、と思わないといけないですよね。二年前の3分の1以下ですけど(というと、Mにはだいたい分かってしまう金額ですね)、くれないよりはずっとマシなんだから。下を見て生きるのは情けなく悲しいですが、一応「わーい」と喜ぶべきなんでしょう。DVDレコーダー買おうっと…(というと、そのくらいはなんとか貰えたとお分かりかしら?)
 しかし、社長には理解して貰えてないなぁ、という感じがしてまた落ち込みましたよ。「今日ちょっと見た感じ、電話の話し方がたどたどしい」と言われてしまいました。普通に話しているつもりなんですが?! 心外です。別に今日はあたふたもしていないし、むしろ余裕をもって仕事していたのに。おまけに、「最近は暇やろうけど、忙しくなった時にいかにこなせるかで能力が決まるから」みたいなことを言われました。……ここ2、3日のばたばたした感じを知りもしないで…と憤りを感じました。「忙しい時は、せいぜい営業の人間を手伝ってやって」と言われ、ああ、この人は何も分かっていないんだ……とあきれ果てました。こっちこそ手伝って欲しいよ、営業に!! 「やっといて」と任されてどこまでも一杯一杯になってゆくのは営業事務の方なのです。理不尽…。そんな周りが見えていないトップでは、ほんと「長くやってらんねーな」と思う次第。そう考えてみると、ヤクザな感じではありましたが、営業やっていた頃のT所長は上司としてはかなり良い方だったんだと思います。「責任を負って謝りに行くのが所長の仕事」と、新卒の社員にまで言っていたのは、今思うと凄いことかと。「俺が神になってやる」発言は未だに忘れられませんし(笑) ノルマをこなさせるためのその所長の申し出は、今だから言えることですが、「うわー、小説に使えるなぁ」と不埒な想像を掻き立てるのに十分でした。いつか、遠くない未来(というか、不定期連載中の『冬青』で)、きっと使うと思います。
 昔のことを思い出すのは、今日も楽団の帰りにラーメンに行ったからでしょうね。もう、2年も経つなんて信じられません。ところで、ねぇ、二年前の今頃の私…ちゃんと寝ろ?(笑) 日記を読み返して笑ってしまいました。「どこからが今日だ?」というのを繰り返してます。MとAリーダーと鍋に行き、Aリーダーの愚痴に付き合ったとか書いてますねー。なつかしー。2年くらい経つと、総じて良い思い出にしちゃってもいいような気がしてきますから不思議ですね。再来年あたり、今日の日記を読み返して同じことが言えたらいいのですが。