福袋程度の当たりはずれ?

 四月からの仕事を打診されて、ちょっと悩んでいます。うむむむ…。ちらりと話を聞いていた件だったのですが、果たしてソレは私にとってプラスなのかマイナスなのか。下手な博打を打たなくていいという利点はありますが、だからといってアタリかというと、そうとも限らない。宝くじがロト4になったくらいの博打はしないといけない…ってな感じでしょうかね? なんか、高遠な気分になりました。違う、高遠になりたい気分になりました。



「迷う、と言うのは何かと何かを秤に掛けているこということかい?」

「…選択じゃなくて迷路だよ。今までは一本しか道がなかったのに、突然大平原に出てしまったってわけ。右も左も分からない。かと言って戻る道もない」

「それは迷路じゃないだろう? どこにでもいけるんだから」

「これがオレには迷路なんだよ…」

 辿り着く先はないかもしれない、果てしない迷路。

 地図も案内人もいない。

「じゃあ今までは幸せだったね」

「……は?」

「決められた道を歩くのは楽だったろう? 何も迷わないで済む」

 …そうだろうか。

 今まで、オレは楽な生活をしていたのだろうか。

 自由なんてなかった、あの日々が幸せだったのだろうか?

「まぁ、でも人生なんてそんなものだから。…ケ・セラセラ…なるようになるさ」



怪奇譚シリーズ5「古世の諱」より引用。自分の作品引用って、なんかナルシー。まぁいいや。好きなフレーズだから。「決められた道を歩くのは楽だっただろう? 何も迷わないで済む」というの。ちょっと詰っている感じがスキ。自分のことなのに相手に責任転嫁している弱い人間だって愚弄されている感じがスキ。日吉じーちゃんスキ。言われてみてぇ。ってことで、もうちょっと悩むとします。けどさ、母上……「私が、その仕事の話を受け入れるに当たって、メリットデメリットは何?」と真剣に聞いたのに、

「メリットは……あんたが違う仕事探す手間が省ける? デメリットは……人混みに自律神経がまいる?」

間違ってはないですけどね……間違ってないけど……モト公務員としての意見をね聞きたかったのよ?

 楽団は楽しかったです。高音域強化年って感じですけど。こちらでの私の勝手な目標は「難しい楽譜を嫌がらない」で(笑)いきなり音楽的な目標立てても達成しないので(たとえば「色っぽく吹く」とか)、まずは根本的な問題から。何が来ても、頑張る。

 感想文は、前日の日記にもあるようにまほちんを。もいっさつ東川さん読んでるんですけど、そちらは二冊まとめてにします。