京極夏彦さん見て来ました

 世界妖怪会議が明日映画村で開かれます。今日はその前夜祭で、京極さんが脚本声優をしたゲゲゲの鬼太郎「言魂使いの罠」の鑑賞会とトークショーが行われました。
ただいま、見て来たところ。ほくほく。真ん前でした。やばい。怖い。私なんかが一番前陣取ったらあかんやろ、とか思いつつ、相当楽しんで来た。かっこよかったさ。浴衣がすずしげでした。黄色地に黒の筋がね。渋くなったというか丸くなった気がしましたが。ああ、でも十年来の微かな夢が叶ったわけですね。生京極。明日の妖怪会議も見たかったなぁ。
では詳細はのちほど。今から練習なり。


〜追記〜

 詳細です。一人で行く映画村の恥ずかしさといったらありませんでした。妖怪バンドとか一人で見てしまったけど。かっぱ、暑そう。かっぱ、かわいそう。夏向きじゃない。頑張れ、かっぱ……(笑)雪女は綺麗な女の人が良かったです。ただのビジュアル系に見えた。

 さて、時間も時間ですし、そろそろ会場へ……てっきり、入った者からの順番で座るのかと思っていたら(だから、目立たないようにわざと遅く行ったのに)、チケット取った順だったんですね……。一番前だよ!! びびった。そら、ロッピィで発売時間きっかりに押したらね……取れるよね、前の席がさ。でも「うわうわうわうわ、私分不相応!! そこまで好きちゃうし!!」とか思って、一人なんか挙動不審でした。樹にさんざん「怖い、怖い」とメールしまくった。そんな間近で京極さんを見たくない、と(笑)何、この妙な感情。好きなのに、遠くから見たいって、気持ち悪い。でも、実際、その2メートルの距離が怖くて怖くて。「私は、青春を懐かしむために来たのに! 京極さんと妖怪に夢中だったあの頃に浸りに来ただけなのに、ごめん、ファンの人、前とか座ってごめん!!」……そんな気分だったわけです。あと、実際出てきた時に平常心でいられる自信がなかった。「誰を殴ったらいいのさ!!」と樹にメール。「WORKING」の伊波ちゃんみたいなことを言ってました。誰も殴りませんでしたが、「そっか、私が一緒に行ってたら、私が殴られてたのか…」と言っていた樹。はい、正解です。「えええー、私も行きたかったですよ!!」と言っていたYちゃん。興奮ハイテンションな私にばしばし横から叩かれたことを思うと、行かなくて正解。

 「言霊使いの罠」は、ようやく見られた!!というカンジ。あの公式ガイドだけで満足せざるを得なかったもんね。うれしかったです。声優の京極夏彦もかなり素晴らしい。上手だなぁ。下手な俳優よりずっと上手い。そんで、トークショーでも言っておられましたが、とにかく長台詞。それを噛まずに言うのが凄い。真言とか簡単に言うのが凄い。

 その後出てきた京極さんはとにかく素敵でした。黒い手甲です!! あれが噂の!!みたいな。 私は上手で、京極さんは下手だったのが唯一の救い。でも、救いというか……距離はあっても、正面から見るはめになってたわけですよ。まん前だったら、その視線は気にならなかったでしょう。でも、顔むっちゃこっち向きやし!! あああああああああー。こっちを向くな!!(←喜べよ…)トークも非常にお上手でした。巧妙に喋らはる人なんだなぁ…とか思いました。トーク用なのかもしれませんがね。なんか無口でもおかしくないキャラだと思うので、ギャップがよいな、と。終始、「言霊使い」の製作秘話を語って下さったのですが、「そんなん誰もわからんわ!」なことも多数。分かったのは、「目玉の親父グッズを集めるのは大変」ということだけ(笑) そうか、あんな脚本まで書いちゃうようなファンが大変だと言うくらいだから、妖怪ブームや、おそるべし。その後、木原さんの飛び入りとかもあって、かなりお得な内容でした。もうちょっとトークショーが長かったら申し分なかったな。7時からの回も見たかったな。



 すぐに練習に向かうつもりでしたが、時間に少しばかり余裕があったので、スーパーヒーローにも会ってきました。一人でな!! 恥ずかしさ、これに極めり。ただ、普通に一人でソードとロッドとアクスとガンを写メ撮りましたが。どーもちゃっちぃカンジがいなめません。そして、気持ち悪さがありません(ウラの)。ヘタレ具合が足りません(モモの)。かわいらしさが皆無です(リュウタの)。がっしり感が見えません(キンの)。やはり中身の人がいてこそなんだと気付きました。素晴らしいね、高岩さん、永徳さん、次郎さん、おぐらさん。←名前を覚えてしまったことに気付きました…

 良太郎と小太郎が乗ったトイレの屋根くらいは見ておくべきだったと出てから気付きました。また何かしないだろうか……。