今日の電王

 今回は、いつにも増して盛りだくさんで、感想取りこぼしまくりです。コレ書いたら、もいっかい見てきます(笑)切なかったり、笑えたりで、非常に忙しい30分でした。30分で泣きと笑い(及び萌えと燃え)を盛り込むのは相当な力量だと思います。やすこにゃんすげぇ!!



 まずアバン。ゆーと。切ない。ようやく良太郎が桜井さんの契約のことを知りましたが、それでも桜井さんはなぜそんなことをデネブに願ったのか…なぜ過去と未来を行き来しているのか…ちゅー謎が残ったままです。やきもきするなぁ! それでも良太郎はゆーとのことを心痛く思うわけですよ。「存在が消えるかもしれないと知ってて」のくだりは、切なくて切なくて…。ゆーとは、平成ライダー(過去に影あり)の系譜を踏んでいる…らしいですが、それにしたってやりすぎです。哀しくて、見てられません。でも、桜井さんだってよく考えたら酷く哀しい人なのかもしれません。未来の自分が、未来のために過去の自分を犠牲にする……苦渋の決断じゃねーの? 過去の自分に託したのは未来の自分にはどうすることもできないから…に違いないでしょうし。恋人に忘れられることも容認するような…そんな悲惨な未来があるってことでしょうし……。ああ、あかん、想像しただけで泣く。

 パラパラ練習中のリュウタとナオミに和んだ。あの子らはきゃっきゃしてるのが似合う。いちゃいちゃじゃなくて、きゃっきゃ。うん、和む。一方で、マッサージグッズをお試し中のモモ。何あの子!! ツボ押さえて、なに、きもちよさそうにしてんの!! ぎゃー、かわいいぃ。ていうか、ツボとかあるんだ(笑) バランスボールが下手なのはオッサンに見えて仕方なかった。キンちゃんはトレーニング。ウエイトトレーニング。意味があるのかないのか。片手でやたら重そうなものを持ち上げていましたが……。でんらいなの中、それでいいの? あんなに持ち込みしていいの? そんな力強いキンちゃんよりも強いハナちゃん。コハナちゃんでもどんどん強くなるのは変わらず。もういいよ、君が戦えばいい。

 あと、オーナーに「いつもとかわらぬチャーハンを」と言われた後のナオミちゃんの「はぁ〜い♪」がやたら可愛かった。



 で、笑った後はまたりょーたろとゆーとのターン。「しょうがないだろう」と諦めているゆーと。「そのうちお前だって忘れる」というセリフに、涙。自虐的すぎて、その真剣さが痛くて。良太郎はそこに珍しく激昂しましたが。カードひったくって逃げるとは、なかなか思いきったことをする。いつのまにそんなにゆーとのことが大事になったんだと思うくらいに、良太郎にしては凄い激しいテンションでした。優しい子はキレると怖いんです。しかも、この子もどうやら自分のことより周りのことでキレるタイプとみた。



 その泣いた後は、またデンライナー。い…忙しい…。テンションのアップダウンが…。風船まみれの食堂車。リュウタとナオミちゃんはほんとこーゆーのが似合う。モモに対しては明らかに冷たい「ばかじゃないの」リュウタもGJでございます。そう、平仮名で「ばかじゃないの」って感じ。いいなぁ、末っ子。それから、手作りの紙の花持ったまま桃を手招きする浦と金が可愛かった。やばいって、そーゆーシンクロした動きって、可愛くて「ぐはぁ///」てなる。なのに語る内容は「僕達と良太郎の未来は一緒じゃないってこと」とかいう不穏なもの。……うーらーらー!! 泣くからやめて。エロい声でそうゆうことさらっと言うのやめて。前消えそうだった時も、ウラはやたらクールだった。やめて欲しい。でも、それを分かってるモモにもちょっとぐっときた。あまりの面白さに、内容を無視しがちだけど……そう、よく考えてみよう。……イマジンは未来からやってきて過去を壊そうとしている存在。そうさせまいと電王が戦っている。ということは、イマジンを退治してゆくと未来は保たれる。そこにモモ達の存在する未来は多分ない。だから、良太郎の未来とモモ達の未来は重ならない。…その、タイムパラドックス的な色々があってよく分からないけど、おそらくそういうこと。今回は、それが上手い具合にスルーされたけど、最終回への伏線…て感じだよな。はぁぁぁ、泣く。



 愛理さんも切ない。忘れているから仕方ないけど、良太郎と同じように「思い出してよ!!」となじりたくなる。良太郎はねーさんに対しても、やたら強く言ってて、振れ幅がでかいなぁと感じました。

 ゆーとに対しても「何かを犠牲にするのが正しい方法だとは思わない」と強気。だけど、初めて、ようやく、ここにきて、あの時計の裏の言葉の意味が分かりました。「過去が希望をくれる」…過去の自分が、でしょ? 桜井さんは過去の自分を信じてんだ。すげぇ。切ないけど、その前の向き方が、やっぱりゆーとなんだと思わせます。



「カードを何枚使おうとも、僕は絶対忘れない」



 ここ、ぞくぅっときた。良太郎格好いい!! 惚れる。

 2人しての変身シーンもかなり格好いい。仮面ライダーが何人も何人もいる作品とか見ると「おいおい、ライダーは一人でええやん!」とか思ってたけど、やっぱり2人いてもいい。思い直した。緑と赤で、クリスマス!! 反対色で映える!! ヒーロー然としたすらりとした立ち方と、暴れん坊。対比が凄くて、なんかたぎるものがあった。燃える。



 リュウのお絵かきが手術みたいだったのも笑えた。「そこはみだした!」とか浦の心の狭い感じも笑えた。リュータがもうすっかり兄ちゃん達になついて、デンライナー大好きッコになってる感じが、たまらん。あの凶悪な紫は、消えかけたり、フルボッコされたり、必要とされたりで、良太郎とみんなのことを思いやる子に成長できたんだと信じてやまない。



 さて、戦いですが…モモの声の遠い感じがなんか……ドキドキした。あとプラットフォームの腰の引け具合が神。モモの時はあんなにオレサマなのに、黒くなると、途端にわたわたする。すげぇ。たかいわさんすげぇ。あと、ゆーとが「これ使え!」と剣…ええっとゼロガッシャーか。渡したのも印象的。渡していいんだ!! 久々のベガも見られたし、ちょっと良かったね。なにげにみんなピンチなのに、良太郎の覚悟が凄くて、ここもほう…となった。良太郎には何度も惚れ直させられる(日本語変)。でも、「決めたんだ、強くなる」というのが10月というのはどない? え、あと2か月?

 4体のスナスナが実現したことも、思わずばしばしと床を叩いた程。可愛らしい。なんて可愛らしい。4体いっぺんに出てくるなんて///ピースのリュウタはほんと、ナチュラルに可愛い。可愛い言い過ぎだけど可愛い。それ以外に言葉が見あたらない。

 そして光の玉が良太郎の周りを回って……なんか 線 路 で た !!(笑) 笑った。ううーん、ださいよー、ださいよー、ライナーフォームちょっとヤバイよー(正しい意味で)。こんなにかっこよくない仮面ライダーって凄いなぁ。見事すぎる。でも、コレはもう四人の総意という感じですよね。リュウタの案…リュウタはきっと良太郎が好きそうなカタチを描いたんだろう。じゃなきゃ、アレはない。あと、デンライナーに轢かれる(というか貫通される)というプラットさんもよく分からない。要するにデンライナーを纏った…という感じになるのか? わからん。わからんけど、もういい。あのダサさに乾杯。完敗。リアアクが流れて嬉しいけど、あの回転椅子にすべてもってかれた。良太郎もわけがわからないまま武器をいじらない!!(笑)回るから。絶対アレ、黒りょうたろーだったらぐるぐる回すよ…。酔うよ。必殺技を出せという奴らに、良太郎のネーミングセンスの悪さも炸裂。「電車斬り!!」……有り得ない。カタカナじゃない必殺技。さすが。

 でも、戦ってる時は凄い格好良かった。良太郎じゃないみたい……と感心してたのに、イマジンが消えてからのふらふらっぷりが…あの剣…重いんだ。デンカメンソードという名前もいかがなものかと思うけど、良太郎じゃフラフラするくらい重いんだ……。そうか…なんか、色々考えさせられる。結局最後まで「大丈夫か、この仮面ライダー」を貫かせる気か。そうか。



 お祝いシーンは華やかで良し。ケーキは…ナオミちゃん作? 意外にマトモ。イマジン達は甘いモノが好きだなぁ。良太郎も普通にがっついていたのが良かった。でもコハナちゃんの「あーん」にはやられた。可愛い。ナオミちゃんも可愛い。コーヒーフォームもかかったしテンションあがった!



 来週は、リュウタのターン!! ぎゃぉー。楽しみ。そうそう、浦金ときたら龍ですよね。むっちゃ踊ってたし、不穏な感じだし、憑依体でシャボン玉……あれは駄目だ。酷い破壊力を……。はぁはぁする。



 …取りこぼしがあるとか言っておいて、すでに3555字も書いている。原稿用紙9枚。アホや、30分の番組に、原稿用紙9枚の感想が書けるなんて、アホや。