天国はまだ遠く

自然体な徳井さんにうっかりきゅんときました。
簡単に言うと自殺に失敗した女性が田舎暮らししてちょっと現実と折り合いをつける…って話です。ありがちですが、まぁ特に諭されるような内容でもなかったので好感が持てました。女性の悩みを激しく吐露されたらむかついてたと思うけど、そこは簡単だったし、都会から離脱した彼の過去を詳しくやられても引いたと思うけど、えらいあっさりだったし、恋愛話にもならなかったし……だから、好ましい反面、田舎の風景以外にみどころがなくてね。あえて言うなら徳井さんの凡庸でニヒルな感じが素敵よ?みたいな。


が、最初は常に吹き出しそうになってました。徳井さんいつ何時、爛々とした目で熱く妄想語り出すのか、と。いや、ほんと漫才のキャラの像が強すぎる。好きなんですがね。まぁ多分この映画が素なんだろうなぁ…。平然と傷付くこと突っ込める人が好きです。うん、そこは理想的だった。「死ぬつもりやったのに怖いん?」みたいなやつね。

それから、やたらいろんな人が出てたのも良かったです。吉本やるな。


あと、実は世を捨ててひとり遠くに旅立ちたい願望があるので、羨ましかった。やっぱ行くなら日本海側だね(なにその決断)。