仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイドMOVIE大戦2010

ようやく見てきました!!
全体的に一言で言うと「よくできてるなぁ」と。
まあ力業なカンジがしなくもないですけどね。


やはり、私の理解力不足なのかディケイドはちょっとおいてけぼりにされた感が大きかったな…。
融合されつつあった世界を、ライダーを倒すことでまたモトに戻す…。
「世界の破壊者」と「破壊から創造は生まれる」みたいなのをハッキリ示す形ではありました。
それを士が分かっていてやっているのか、それとも……。
結局士って何?みたいな感じはありました。
作中でも何度も問いかけられていますよね。でも「お前はなんだ」て言われても、やっぱり「通りすがりの仮面ライダー」でしかない。
逆説的ではありますが、そういう意味では、なかなか見事だったと思います。

他のライダーがいてこそ…というか、他のライダーがいないと存在しないライダー。

それでしかない。
すべてが彼の世界で、そしてすべてが彼の世界ではない。
どこに救いを見いだすかと言うと、記憶こそが時間…と言い切った電王と同じく、記憶こそが存在というのを最後に打ち出しましたね。
だから、ラストも「旅はまたはじまる」みたいな感じになったんでしょう。
うん、まぁ「この人の存在の理由は? バックボーンは?」ていうのが山積みではありますけど、「10年お祭り、ライダー総ざらえ」みたいなのは十分理解できました。つまり、士と同じく、「他のライダー達も覚えておいてよ!」みたいな感じですよね。うん、私はそう理解した。ありがとうございます。


さ、役のことを少し。
黒い士くんはなかなか良かった。ソフトモヒカンも可愛かったし。他のライダー倒しまくってる部分がかなり鬼でした。龍騎が可哀想だった(笑)
なつみかんは、変身が可愛いしカッコイイし、おいしいとこどり!!てカンジでした。いやー、ほんと変身できてよかったねぇ…と。
タックルちゃんも個人的にはむかつきましたが、可愛かったです。うん、ふとももが良い。←オッサンか。
おじいちゃんはひたすら笑える。イカとビールは駄目だ。夏の映画見た人爆笑するから……。
海藤は……デレデレだなぁ、と。最終回でも危険な発言してたけど、どれだけ士が好きなのか……。わかりにくいツンデレだと思っていたのに、全然デレデレだった。ただ、私、はじめて言うけど、彼の変身ポーズがクールで結構好きです。くるくるって銃回すの好き。ちなみにシンケンでもくるくるってショドウフォン回されるとちょっと「おおおっ」となる。不思議な動きが好きらしい。

あと、モモは贔屓されすぎです。ありがとうございました(笑)モモが出ているだけで見る価値があると思っている私にはなくてはならないシーンでした。
なんでも、中の人はたいそう指導されたとか。いやー、高岩さんの前でモモをやるなんて、そりゃ緊張しますよね……。



続いてWの物語。ビギンズナイト。
ここで言えるのはおやっさんかっこいいー!!」ですね。
吉川さんめっちゃハードボイルドでした。翔太郎が半熟なのが本当によく分かる対比というか…。男前でしたわー。
スカルも、なんか敵みたいな様相ですけど、めっちゃ素敵でした。ライダーに帽子!! アリだ!
永徳さんが相当悩まれていたみたいですけど、いや、かっこよかった。中込みでかっこよかった。

そして、ありもののように初回からWとして戦っていた2人の出会いのシーンもちゃんと描かれていて嬉しかったです。
フィリップに力一杯萌えた。あの髪ぼさぼさでパジャマで虚ろで………なるほど、と。その後あのクリップを翔太郎がつけてあげてたら嬉しいなぁと悶々と想像してしまいました。「お前髪鬱陶しいだろ!とりあえずこんなんしかないけどとめとけ!」みたいなカンジでやられたのを気に入って、今も刷り込みのようにつけ続けている…というならいいなと。

で、あの……ガアイメモリを作っていたのはフィリップってことなんですかね…? そこらへんがうまく理解できなかったんですけど…。
フィリップの知識を利用しようとしていただけで、実際は園咲の人々ってこと?
まぁどっちだっていいんですけど、これでフィリップの謎は終了なんでしょうか? まだ家族とかそこいらへんの謎が残っている気もしないでもないけど。

バトルはとにかく派手でした。おおきい。

そして、ずっとファンの誰もが疑問だったことも解消。
逆もアリなんだ!!と。
ファングジョーカー!!
フィリップ主体で、翔太郎が倒れるバージョンもありなんだ!! うわぁ、ホントにリバな人たち!! すげぇ。かけ算どっちもアリな腐ったお友達を歓喜
させたこと間違いなし。
そして、あの崩れゆくビル?から脱出したのは翔太郎を抱えたフィリップということなんですよね。
あはははははははは!! なんか、断然Wが好きになってきた。というか、翔太郎が好きになってきた。

Wのいい所は、そんな笑える箇所を内包しながらも、台詞というか言葉の扱いが格好良い所です。
「悪魔と相乗りする勇気はあるかい?」とか、意味深でいいよねー。


ところで、ディケイドの存在に終始ぽかんとしている感じがしました。ダブル……というか翔太郎。あれ、絶対よく分かっていなかったと思うよ!!