「日輪の遺産」

予定通り見に行きましたー。
終わる前になんとか行きたかったんですよね。


ぐずぐず泣いてしまいました…。まぁ泣くこと前提で見てますが。


堺雅人は言わずもがな、やはり中村獅童は軍人役がよく似合うなぁ、と思いました。
本当に男前です。
自分の命が無駄でないと分かっているなら、死ぬのはそう難しくないと言いきる軍人気質なのに、女子供まで巻き込むのはもう戦争じゃないと力強く言い切る。それが素敵でした。


それから福士誠治さん。
彼もやはり味のある演技をなさること。
とても似合いでした。
腰抜けだと堺雅人に怒鳴るところと、最後、マッカーサーに提案書を持って行き命を賭けて嘆願するとこ…涙なしには見られません。


あとユースケ・サンタマリア。あの人、中身軽薄そうなのに、なんであんなマトモそうな役が上手なんだろう。ラストの「みんなを引率してやらないと」というシーン、秀逸でした。


そして20人の少女たち。
純粋で、美しくて、そして切なかったです。


浅田次郎の小説なら、ひょっとしたらもっと泣けるかなーて思いました。
また忘れた頃読みたいなー。