「ショーシャンクの空に」

私、映画見たことあると思ってたんですけど、部分部分しかピンとこなくて、なんか……どういう見方してたのかな……てなりました。中途半端に寝ていたとしか思えない。

しかし、舞台は良かったです!!
シンプルな舞台装置(鉄格子)が、効果的でした。
あとドグマグの時もかなりかなり感心していたのですが、生演奏素晴らしいですよね!! 打楽器の生演奏で、後ろの囚人が叩いてる風なのがすごい素敵でした。ああいうの、ほんとに「ほぅ」てなる。打楽器というチョイスも何もない感じの刑務所によく合っていました。

そして板尾さん好きなので、あのいけすかない役がたまりませんでした。
似合うなー。大阪の芸人さんが真面目な舞台で真面目な役をやっていると、思い入れが強まります。


あと、冒頭でお客さんがざわつくような演出をされてるのですが(まだネタバレになるので書きませんが)、客の年齢層が高めなので反応が若い子と違って新鮮というか……(笑) ちょっと笑ってしまった。食い入るように見つめる視線を感じたよ……。

りょんくんは相変わらずの細さでした。佐々木蔵之介さんと身長さほど変わらないのに、あの細さ……(て書いて気になったから検索。蔵之介さん、182センチ…りょんくん181センチ…)。でも、あの身軽そうな歩き方とか好き。頭の悪い若者の役とか似合いますよねー。前向きな若者が殺されちゃうのは分かってても、なかなか衝撃でしたね。

しかし、アンディ役ほんと佐々木さん似合っていたと思います。
真面目な銀行員っていう雰囲気で、背筋ピンてしてるのと、落胆して死んだみたいな目してるのとの落差が凄く私好みでした。ていうか、佐々木蔵之介さんわりと好き。京都出身ってだけで、結構好きな役者さん多いよね、私……(笑)


ラスト、何もないだだっぴろい舞台上でレッドと握手を交わすシーンも秀逸でした。
自由っていう感じがしてさ…。

良い舞台だったので、もう一度行きたいと思うのですが、はたして大阪に行けるのか……いや、休みはどうなっていることやら。