Vシネマ「流し屋鉄平」

 微妙に映画カテゴリでは違う気がするんですが、まぁ映画館で舞台挨拶つきの上映会もあったことですし、これで書いておきます。
 榊監督作品、寺島進さん主演の東映Vシネです。
 Vシネと言うと、任侠ものとか、ちょっとエロとか想像する方もいると思うのですが、全体的にはそういうテイストは少なく。
 心暖まる昭和テイストで勧善懲悪な感じの良いお話でした。ベタで王道なんですが、それが良いんですよね。強面のおっちゃんが若い子のために一肌脱いでがんばっちゃう話で、ちょっとほろっときます。寺島さんほんと良いなぁ!!
 ぜひこれはレンタルして頂きたい。私はDVD買おうかなぁ。 


 一言で言うと、夏菜ちゃん演じる朱美が、寺島さん演じる鉄平の歌に感動し、もう一度歌手を目指して頑張ろうとする話です。鉄平のつながりでひょんなことから再会したかつてユニットを組んでいた高岡奏輔くん演じる光太と共に再生を目指すのですが、光太は悪徳音楽プロデューサーに借金肩代わりする代わりにゴーストライターをしていて……という時点で、「ああ、朱美ちゃんのために作った曲が奪われてしまうのね」とか想像に容易いのですが、そっからのドタバタ劇が楽しかった!!

 個人的には、加藤慶祐くん演じる中浜譲二がほんとに可愛くて!! もう愛されるバカ大好き!!ってなりました。イケメンがバカしてるの、超好き。全然上手くないギター弾いてよく分からない即興歌って、師匠師匠って鉄平さんに懐いてて、格好もなんか不思議で、素直で憎めないバカ。でもだからこそ、路上でパフォーマーしてる方々にも愛されてんだな、というのが随所にも見受けられて、大変良かったです。愛されバカ。
 何度か書いてたような気もしますけど、私、いろんなライダー出身俳優さんを「かっこいい」とか「かわいい」て書いてますけど、正直な所、実は言うと加藤くんが1、2を争うくらいの好みの顔でして。好みと言うと、すごく面食いみたいに思われるけど、えーと、「特撮俳優さんの中で、一番カッコイイと思う顔は誰」て聞かれたら挙げると思うんです。だからと言って別に取り立ててファンでもないし、追い掛ける真似はしてないんですが、顔だけ言うなら、すごく正統派の男前だなーと思っていて。今回こういう役で見られて、ほくほくしてました。名護さんファンは見るべき(笑)

 ガチでみんなギターも弾いて、歌も歌ってるし、凄いです。そこは単純に評価できる。夏菜ちゃんの歌も本人は苦労したと言ってましたけど、素敵でした。可愛い。
 もちろん寺島さんの限定CDも買いました(笑) …カラオケで歌ったら引かれるかな……DAM行ったら私きっと選曲がおかしくなると思う。


 あと、いろんな所に「捨てがたき人々」アピールがあったのも笑えた。こっそりいずみさんのチラシとかも貼ってたね!!
 相変わらずの大御所とか無駄遣いっぷりも酷くて(褒め言葉)、大森南朋さんがほぼ写真だけというのが大変に笑いました。鉄平の昔なじみで、恩人みたいな役ですね。その娘役でツンツンな女子高生演じてる鮎莉ちゃんも可愛かったー♪ スピンオフネットムービーも楽しみです。おっさん達にあゆちゃん、何されるんだ…。普通に歌うのも楽しみです。


 舞台挨拶は21時からという遅い時間に関わらず、お客さん大勢で、すごい賑わってました。挨拶とかコメントの色々は、ネット見たら上がってるので省略。
http://www.toei.co.jp/release/dvd/1204972_965.html これとか。
 ところで、となりに座っていた男性が、とてもとても夏菜さんファンの様子で、写真集をたくさん出して来てアピールしておられて、「すげーな、おい……」てなってました。鮎莉ちゃんの持ってましたけどねー。その並べる様とか気になって、めっちゃ見てしまってました。すいません……。いや、でもすごかったわ。暗転するまでに片付けきらない感じでしたもんね。
 でもそんな人から見たら、私なんて、加藤くんとか、高岡くん目当てで来てると思われるんだろうなぁ…と。挨拶の時に「夏菜ー!」て呼んでおられたので、負けずに「榊さーん!!」て言おうかと本気で悩んでました。
 そうさ、私は監督目当てで見に行ってるさ!!!
 まぁ野太い声が上がっていたので、私の出番はありませんでしたが。誰も言わなきゃ言ってたなーって、後で友人達とも話てました(笑)


 大阪でももし上映会あったらまた行きたいなぁ。