北山猛邦『『アリス・ミラー城』殺人事件』

 不快な感じが濃厚です。探偵が何人も出てきて殺されます。孤島です。密室です。物理トリックアリです。……建築物件を紹介するような口調になりそうですが、そんな内容です。そして最後のオチか不愉快です。「うわぁぁぁ、結局何、コレ。どういうラストなの?」となるはずです。賛否両論ありそう。叙述トリックと言っても過言でナシ。物理の北山さん。ある意味化けましたか? でも、私の中ではもう一歩!!なんですよねー、いつもいつもいつも……。物理トリックは嫌いなんだろうか、私。

『アリス・ミラー城』殺人事件 (講談社ノベルス)

『アリス・ミラー城』殺人事件 (講談社ノベルス)