「L」

昨日一人で気分転換に見に行きました。原作漫画はそんなにハマらなかった私ですが、前回の映画は結構良かったと思ってたので今回も一応見とくか、と。特にラスト…勝者がキラではなくLだったあのシーンは正直原作より良かったと思ってました。無理がないし、気持ち良くスマートに終われたカンジ。そんで、原作ファンはどうか知りませんが、私は結構松山ケンイチがハマり役だと思えたのでね。
でも続編ってのは往々にしてあんまり良くないもんで……しかも原作から離れたオリジナルストーリーなわけで…つまり、期待はせずに行ってみたわけです。

結果、予想外に良かった!!

良かったっちゅーか好みだった。好き系。
常々大好物だと言うとります「だめだめな大人としっかりものの子供」の図がちらほら。
ちょっと「朴訥とした青年と快活な女性」の亜流も見えていたので(朴訥ていうか無口な引きこもりか)、可愛くて仕方なかったよ。ただ、走ったりするLはLじゃないと思うヒトも多そうだなぁ…と思いました。私は原作重視してないから苦手分野に仕方なしに挑戦するLもまぁアリかと感じてるんですが。特に扱い方が分からない少女子供に接するLはなかなか良かったな、と。無表情ながら戸惑いが見えていたから。


一番良かったのは福田麻由子ちゃん。あの子は凄いね。どんどんいい女優さんになってくね。笑顔と復讐に強張る顔のギャップが特に凄かった…。ナンチャンはよく分からないけど、それ以外の配役は良かったな。あ、ロン様がいた(笑)

内容もありがちではあるけど、好き系。細菌兵器と、抗体とかそういうの。だいたい筋書きが見えるけど、そこは王道。ちなみにロサンゼルスBB事件まで出て来て嬉しくなりました。スピンオフ作品どおしですもんね。

それから、ラストの原作へのリンクは賛否両論ありそうだけど私は評価しますね。むりがない。そうあるべきだと感じるくらいです。ネタバレになるんで言及しませんが、原作でもどういう関わりか気になってたからね。

ただ、胸焼けがする作品なのは間違ない。甘い物をやたら食べた気分になるよ…松山くんはアレで大丈夫なんだろうか…