最遊記ドラマCD感想・中村春菊新刊感想

 ようやく最遊記ドラマCD「Nothing to give」聞きました。どうやら、ドラマCDはこれで一区切りみたいですけど、きっと本編が進めばまた出てくるでしょう。出てこなければ怒ります。
 カミサマ編は好きです。特にこの麻雀のシーンから最後までが。麻雀もみなさん生き生きしてましたし、何より私が「うはっ///!!」となったのは、四人がカミサマのお城に行く階段途中で交わしている会話。「……入れるだろ、普通」「…入れねーだろ、普通」がナイス!! 特に悟浄。あの呆れた感じが、アニメよりも激しく出てました。マンガが後から付いてきた…と言われても不思議じゃないぐらい悟浄でした(ん? 意味不明な言い方か?)峰倉さん、コレ聞いてからマンガ描いたんじゃないの? とか思っちゃうくらいだったんです。あと、ニィ博士のひどさが、すっごいです!! 絵を見なくてもどんな表情してるか分かる。「うるさくてよく聞こえないんだ」とか、見事すぎます!! さらに烏哭三蔵法師の頃の彼のいやらしい言い方も、ちょっと変化があって、さすがほーちゅーさん!!となりました。若い頃を演じるのが違う声優さんだったらいやだな〜、でもほーちゅーさんでもちょっと違うかなー? とか思ってましたが、いやはや、演技上手です。「またね」とかぞくっとしましたし。
 あと、今回言うべきはやっぱり三蔵の「やらねぇよ」ですよね。アニメではちょっと軽くて違うーって思ってましたが、ドラマCDでは、関さんが自由に言ってくれた!! という雰囲気で。とっても好ましかったです。そうそう、こういう風にちょっと笑ってる感じじゃないと駄目なんです。
 座談会……今回は彰くんが頑張ってました。珍しく結構喋ってた?(笑)関さんに素敵なボケ方されて、ツッコミしてる姿が印象的でした。無理矢理のノリツッコミです。でもそれよりも何よりも、その後の関さんの反省具合が可愛かったです。いや、全体的にボケボケな関さん、やっぱり大好きです。青汁健康法、ちょっと面白い……。保志さんは相変わらずいじられてましたね。最後までしまらない……。あ、ちなみに樹はこれを聞いてしばらくとあるジュースを好んで買うだろうということが予想されました。私も好きですけどね……

 続いて、中村春菊「Hybrid Child」の感想。いや〜、中村春菊に泣かされるとは思ってもみなかったです。ほんと、ぽろぽろと涙がさぁ……。こういう話、激好き。ヒトガタと江戸って、すげー組み合わせ。こういうの書いてみたいーって、妙なわしゃわしゃ感を抱かせてくれました。そして、切ないんです!! 主人を一途に思うHybrid Childの感情が!! 痛いくらいに真摯で。恋愛感情よりも、もっともっと凄い感情なんです。でも、一番泣いたのは第3話。適わなかった思いを抱き続けるって、見ている方も唇を噛みしめる程悲しいです。そんで、文章の間の取り方が上手いんだ。いつも言うことですが、言葉自体はそんなに小難しくも、響くものでもないのに、その絵と絵の間に挟み込まれるタイミングにやられちゃいます。いや、ほんと、凄いから。それに久々に中村さんの描く着物の男性を見られて私は嬉しかったです。やっぱモトはこの人、和装なマンガ描きですからね。
 ドラマCDも出るらしいんです。和彦さん聞きたさに買うことけってー。井上和彦×緑川光ってどうなのかな?と思うのですが、でも買います。
Hybrid Child (スーパービーボーイコミックス)

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