「オリバー・ツイスト」

 今日は終わってから母と映画に行ってきました。土曜日恒例のモノだったのですが、今週は行けないので……。「オリバーツイスト」……なかなか良かったです。
 孤児のオリバーが、純粋な心とひたむきさを失わないまま、本当の幸せを手に入れる…という筋立てなのですが、主役が可愛くて、それだけで見る価値アリという感じ。哀しそうな顔が綺麗なのです。
 でも、難を言わせて頂ければ、なんだかご都合主義な所があるかなー…と。オリバー1人が幸せになったのが、なんだか残念。あのスラムの少年達にだって、同じ様な幸せを手に入れる権利はあると思ったのですが。「彼は運が良かったんだね」みたいな雰囲気になってませんか? 確かに全員が全員上手くいくなんてきれい事は有り得ないし、それはそれで文句を付けると思うのですが、なんだか描かれていないのが悔しい。それとも、やっぱり現実を生き抜くには、狡猾さより素直さ、そして運だと言っている映画なのでしょうか?