会ってみたいのは本当です

 今日は、何度も日記に登場しているS社のNさんの話題から。会社の人間ですら、ほぼスルーなのに、彼からは引き留められました。得意先から「辞めたら困る!」と言われるのは…まぁ能力買ってくれてる感じがして嬉しいですが、そんなことよりも私ごときが抜けるくらいでそんなにあわあわされるなんて、相当危険視されてるなぁ、うちの会社…と思ったり(笑) というか、うちの事務……。ん、や、間違いではない。確かに危険。でもだからって、引き留める言葉としてコレはどうなんだ。

「僕が辞めないで下さいって言ったら辞めませんか?」

私がどんだけあんたのこと好きやって言うねん。恋人でもあるまいし。…そんな本音が出そうになりましたが、まぁ笑って濁しておきました。揺るぎない決定事項ですし。もちろん、得意先の中では一番の仲良しだとは思うのですよ? こんな無駄話するのは、彼くらいですから。

「僕ね、ヒロタさんが辞めたら、困る自信があります」

うん、でも「そこんとこどう思ってんですか?」とか聞くな。私はあんたの離婚調停中の妻か。私はあんたを捨てたってのか?! もちろん良心の呵責がないわけではない。顔は見ずとも、2年間毎日電話(しかも何度も)してる相手だし。←そういう意味では並の恋人より会話しているとも言う。

「会社はそれで大丈夫なんですか?」

おお、相変わらず鋭い!! 大丈夫なわけがなかろう。でも、あえて返答。「でも上の人間はソレを承知らしいので」…言葉を丸く言ってみました。要するに「辞めて代わりはいくらでもいる」と思われているのでってこと。さあ、深読みして下さい。

「担当がイヤやからですか?」

んー、それはハズレ。別に担当が誰であろうが、得意先がどこであろうが今なら全然できる。それがイヤなら2年も続かない。だいたいやたら担当替えされた人だし。

「人間関係ですか?」

追求するなぁ。でも、それは当たらずとも遠からず。要するにむかついたのが原因の一端なんで。

「お金ですか?」

はい、大きな声でアタリと。それが結構大きな理由の一つ。

「まぁ淋しいですけどね。一度見てみたかったです。Nさんのこと」

と言うと、

「それは僕もですよ。この前営業のSさんがHさん連れてうち来はった時、あれがヒロタさんかと思いましたもん。でも違ったんですね…」

ううーん、ちょっとした小説に使えそうなシチュエーションですね。毎日電話しているのに、まったく顔を知らない相手って。そして別れ!!あはは。……カウントダウン。あと辞めるまで11日(実質稼働は6日かな)。



 それから、辞める前にまたいらなくなった商品をごっそり頂けそうです。わざわざ工場から内線があって「また物色しとき」と声を掛けてもらいました。やったー!! 思わず嬉々として「欲しいです! ありがとうございます!」と心からの御礼を。現金なものです。ただ、足がチャリしかないので、そう大量には運べない……。は…配達してくれんかなー(笑) というわけで、来週からはせっせと帰りに運ぶことになりそうです。綺麗な商品があったらいいなー。物色が楽しみです。多分、新人教育そっちのけで工場でニヤニヤしてます。楽団で使えるものがあればいいんですけど。



 読書も頑張ってます。だけど、眠い…。なのに、こんな時に限って、図書館からも予約の本が来るんだよ……。貫井さん……しかも上下巻。いつ読めるんだ。