おしおし、おしおし

舞台の感想文とか、めっちゃ溜めてんので本当は色々書きたいんですけども、ちょっとひとまず置いといて、自分の心持ちの整理から。
結論から言うと「ちょっとメサイアの白銀のDVD買っておくわ!!」なんだけど、別に昨日まで?やってたメサイア見てたわけじゃなくて、まったく違う方面からの感想なのでご了承下さい。いや、単に「松本寛也さんをよろしくお願いします」な話かもしれません。



昨日、「しゃばけ弐〜空のビードロ・畳紙〜」の千秋楽を見ていました。
6日に一度観劇してるんですが、それより遙かに歌も安定していたし、可愛いし、切ないし、とてもよかったです。本当に平野良という役者さんは魅せてくんなぁ!!と感心しきりでした。
居場所のない松之助という役の、行き場のない思いと、諦観と、憤りと……表情ひとつで見せるのほんっっと上手いなぁ…と。萎縮した感じにどもる演技が、偶然とかその時々によるものじゃなくて、ちゃんと確立されてるのが怖いとすら思いました。
まぁそこいらへんの詳しい内容は舞台の感想に書くとして。

ラストの方、観客のすすり泣いてる声がちらほら……。

これね、ここで泣かせますぜ!というクソ分かりやすい作りではないし、葛藤や決意なんか見ただけで別に泣きませんよ、という強い人もそりゃあ多分にいると思うし、あの難しいキャラなのにここまで泣かせるなんてすげぇと思うんですが、ちょっと思い出してしまったわけです。

メサイア紫微の章と、ネバーランドのことを。


根底からまぁ何やら色々違うし、決して比較対象にしてはいけないんですけども……ね…





昨日松本寛也さんのトークイベント「偏り」が開催されました。

こちらの細々した感想も書きたいけど、まぁひとまず置いといて、物販のガチャで「楽屋訪問」なるものがございまして、一枚運良く当たりました。要するにイベントの合間に楽屋にお邪魔してお喋りできる(+チェキ撮ってもらえたり、一緒に写メ撮ってもらえたりする)というやつなんですがね。
弥次喜多のこと聞きたかったけど、友達も聞いてるようなので、違うことを……と思い、本人にそれ聞くのかよ、みたいなことを聞いてみました。個人的にはとても知りたかった。

「自分の出てる作品でオススメしたい作品は?」

もえぎやレッドと鑑賞会もしているわけですが、私はどうにもこうにも唐橋さんとふっきーさんの魅力しか伝えていない気がして。推してるのは松本さんなんだと何回も言うわけですが、ちっとも推せていないし、作品も見せられていない気がして。ここは、本人から何かオススメがあれば教えてもらおうかと。
「ゴバスとマジレンを除いて…」と言ったのは、私だって見てほしいけど、さすがに何十話もあるやつをおいそれと勧められないから。本音はとても勧めたいけど。「できたらDVDになってるものがありがたいです」というくくりも。そりゃあDVDなってないやつでオススメしたいのもたくさんあるんですが。どうやって勧めんだって話だし。

寛也さんからの回答は弥次喜多でした。

「そうですよね!! 弥次喜多いいですよね!! はやく双がDVDにならないかなっ!!」
と一人で盛り上がった所で、違う、盛り上がりたいわけじゃない、と思い出した。
弥次喜多は見せてる(人もいる)んで」
もえぎは一緒に生でも見てるんでした。おんてぃーびーは途中までだけど、ちょっと見せてる。双が大阪公演もあったら一緒に行ったのにな!

そしたらメサイアとの回答が。

実は正直、ちょっとびっくりした。メサイアあげてくるとは思ってもなかった。まぁDVDになってるしばりがある以上、選択肢の一つではあるけれども。
「あああああ! メサイア!! …いいですよね。でもあれを見せるには色々色々説明が必要……」
と思わず言ってしまいましたが(それには同意してもらえました)。シリーズものである以上、あれやこれやと基盤のストーリー言わなきゃだし、それとはまた毛色が違うという説明も必要で……。


でも確実に、私も推したい作品ではありました。
何回も言ってるけど、あれを見ていて「どうだ、松本寛也って役者は凄いだろう?」とファンとしてとてもとても誇らしい気持ちになったんです。
あの会場中のすすり泣く声を、私はまだ覚えている。
詳しくはこちらの感想文参照(笑)

冒頭だけ引用!

先日も書きましたが、私、松本寛也っていう役者さんを好きになって本当に良かったと思いました。応援してて良かったなぁって。

色んな感想差し置いて、それをまず真っ先に思いました。

誇らしい気持ちというと何様やねんという感じですが、私この人のファンなんだよってドヤ顔して言いたい気持ちというか、こんな役が出来る役者さんなんだぜ、すげーだろと宣伝したい気持ちになりました。

あんなラストにひとりで長台詞で独壇場で、絞り出すような壮絶な演技されたらたまりませんって。
(中略)

あの会場中のすすり泣く声が、全部彼の作り上げたもんだと思ったら、なんか「ふわぁぁ」てなりました。

うまく言えないなぁ……。感動というより感嘆みたいな? 


多分、あの舞台を見に行ってる松本さんファンなんて限られてて、おそらくきらきらしたもうちょっと若いイケメン達のファンであろう子達の方がうんと多くて、でも凄い割合の女子が泣いていた。

すげー熱量で演じられた工藤という人物の生き様。

そうだよね! ファンとしてもオススメしたいよね!!と。



そんな話をした直後にしゃばけを見たもんで、ふわーっと思い出してしまったんです。
こんな量のすすり泣きじゃなかったな、と。
何回も言うけど、比べる対象じゃないと思ってんですよ。
質も何もかも違うんだから。そんな涙の量だけで作品の善し悪しが計れるとも思ってないし。
でも、思い出してしまったわけです。
仕方無い。松本寛也推してんですもん。仕方無い。
この間の、「ヒデヨシ」で、ふっきーさんの竹中半兵衛は大層素敵だったんだけど、その死ぬ芝居を見た時に「これ、寛也さんが演じてたら、もっと大変な泣き方してただろうな、私……」というのが第一の感想だったりしたのも仕方無い。
自己犠牲みたいな壮絶な死に方してんの何回も見てきたもん……仕方無い。



そういうわけで、あー…こりゃ、本人がすすめてくれたんだから、やっぱりオススメしたいな、と。
あれに行き着くにあたったもろもろの事情も色々ひっくるめて、教えたい。
そうだそうだ。鑑賞会では、私が見せたいものを見せるべしだった。
二人が見たいものを見てほしい気持ちもあるんだけど、たまには私が見せたいものを見せようじゃないか。

頑張って説明しよう……そんなわけで、まずは白銀からだよな、と。
紫微しか持ってないので、白銀買いますわ……。私もそこから入ったけどなんとなく分かったので、それを踏まえての紫微かな、と。






ちなみに、「じゃあ次の偏りにはその友達も一緒かもねー」みたいな話をナカムラアツシさんから振られ、「ええ、まぁ…」と答えつつも、まぁ多分東京にまで一緒してくれるハマり方してくれる可能性は低いかな……なんてちょっと寂しい予想もしていたり。



一方で、未だかつてあんなに会場中が大号泣してる舞台には遭遇したことがない、という少年社中さんの「ネバーランド」。唐橋さんが軽妙なフック船長を演じていて、もうそう書いただけで泣いてしまいそうになる作品。
もちろんこちらのことも思い出していたのですが、このDVDを当日朝にお貸した、最近仲良くしてもらっているフォロワーさんはきっと松本さんもハマってくれるだろうとニマニマしているのでした……。(メサイア貸すね…?)